大学生活

2019年05月03日22:19国試を振り返り
 のんびりとしたGWを過ごしています。
 こんなにのんびりと時間を過ごせるのはいつぶりかなぁ?


 毎年GWはありますが、いつも試験のことが頭のどこかによぎっていたので心から休暇を満喫することはできなかったように思います。GWに限りませんが去年1年間の頑張りがあって国家試験に合格できたから今を楽しめるんだなと過去の自分に心から感謝です(^_^)


 しかしあの地獄の様な生活はもう送れませんね。ぶっちゃけ、メシとフロ以外はほとんど勉強してました。

 医師国家試験とは、コツコツ勉強したところで受かる試験ではないように感じます。例えば国試の1年前から1日3時間ほどコツコツと勉強したとします。3時間分の頭に入れた知識はさすがに翌日にすべて忘れるとまでは言いませんが、どうせ国試までにはほとんど忘れます。1年前から勉強を始めれば総勉強時間としては多くなりますが、それでは合格しないでしょう。毎日3時間分の知識を詰め込み続けても、人間(特におじさん)は忘れやすい生き物なので、最終的に医師国家試験が求める膨大な知識量にはたどり着かないのです。覚える知識量が忘れる知識量を凌駕するためには、覚える知識を圧倒的なものにしないといけません。つまり短期間でいいので知識をガッと詰め込む猛勉強をしないといけないんだと思います。詰め込んでも詰め込んでも詰め込んだそばから知識はこぼれ落ちていきますが、こぼれ落ちていってもなおくじけることなく詰め込んでいきます。こんな作業に何の意味があるのかと思うこともあるでしょうが、そんな疑問には目もくれず作業を続けていかなくてはなりません。

 私の体感では、1日3時間くらいの勉強では臨界点を超えることができず、1日5時間でやっと覚える知識と忘れる知識がプラマイ0。1日5時間を超えてからがやっと「覚える>忘れる」となり、そこからが知識の貯金の始まりです。1日でも勉強を休めば当然貯金は減る一方です。私は少なくとも1日10時間は勉強してました。

 国試直前の極限期の私の生活は、朝目が覚める→勉強→ブランチ→勉強→夕ご飯&お風呂→眠くなるまで勉強→眠くなったら寝る→目が覚めるまで寝る→…の繰り返しでした。しかしここまで生活を削っても、睡眠時間を多く取っているせいか1日12~13時間が限界でしたね。

 今となってはあれだけ頑張ったのにもう知識が抜け落ちてしまってます。砂漠の中のオアシスのようにかろうじて残った知識が、指導医の質問攻めにまごついている私をたまに助けてくれます。質問に答えられないと「国試の勉強したんでしょ?」と指導医に嫌味を言われることもありますが、私も好きでせっかくため込んだ知識をむざむざと抜け落としたわけではないんですよ。国家試験が終わってすぐ合格発表があって、すぐ勤務開始というスケジュールにしてくれればこんな無残なことにはならなかったのに。国試直後の医学生の知識量はすごいと思いますよ~。せめて発表を早めて欲しいです。国試はマーク試験なんだから採点するのに1週間もあれば十分だと思うんですけどね、試験から発表までなんと40日もあるんだもん、そりゃ長すぎますって。その40日の間にも勉強すればいいじゃんって指導医は言うかもしれないけど、合格が確定してないあんな精神状態で勉強なんかできるわけないですって!




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2019年03月23日11:36医師国家試験の結果
 18日に医師国家試験の発表がありまして、合格してました!


 マークはずれてはなかったみたいですが、なぜか自己採点と2点違うのでマークミスしたんじゃないかという違和感を感じた問題だけ二量体でミスしたのかもしれません。

 次回以降に医師国家試験を受験する人たちには、目先の1問や2問捨ててもいいのでマークミスしてないか全体をチェックする時間を確保した方がいいとアドバイスすることにします。試験が終わってから発表があるまで気が気でなかったですから。落ちる夢を何回も見ました。

 さて長かった戦いを少し振り返ろうと思うのですが、私は模試の成績は振るいませんでした。
 12月に受けたメック模試は一般臨床の偏差値35.5、1月に受けたテコ4は39.8と40を超えることはありませんでした(;。;) それに加え加齢による記憶容量の小ささを加味すると、非常に厳しい戦いでした。どのくらい記憶力が悪いかといいますと、昨日解いたばかりの問題の正解を忘れるどころか、問題を解いたことすらすっかり忘れてしまって初見の問題と勘違いして再び解いてしまうレベルです。そんなんでよく受かったなぁと思いますが。

 メックの孝志郞先生と渡先生には大変お世話になりました。孝志郎先生のトークが面白くて、1人で映像授業見ながら1人でむふふと笑ってました笑 長い戦いの中ではそういったささやかな楽しみがあるといいのかなと思います。


 なお、就職先がまだ決まってないのですがこれってかなりレアものみたいですね(^0^;) 学生係の人から何回も電話があり、私の大学ではこの期に及んで決まってないのは私だけだ(早く決めなさい)と言われました。


 以下、上から順にメック模試、テコム4、自己採点、本番の順です。

qqq


qqq5


qqq4


qqq3





2019年03月11日16:28卒業
 卒業式も終わりまして、大学関係のイベントは全て終了しました。
 今は人生最後かもしれない長い春休みに突入しています。

 周りの同級生たちはこぞって海外へ卒業旅行、ですが私はどこにも行かず「夏草や兵どもが夢の跡」の俳句のような面持ちで国試で使った教材などで散らかった部屋を眺めながらのんびりしています。本当はのんびりせずにさっさと引っ越ししたいんですが、如何せん就職先が決まってないので引っ越す先もなくて、引っ越し作業もできないんですよね(;。;) 教材も長い時間を共にした戦友のような存在ですからなかなか捨てられずにいます。

 また6年も同じ街に住んでいますとそれなりに人間関係も構築されていて、この街を去るのがなかなか名残惜しくもあります。


 さて、あと一週間で国試の合格発表です。マークシートなので採点はもう終わっていると思いますが、なかなかじらしますね~。


 本当に医者になれるのかなぁ…。




2019年01月01日01:00謹賀新年
 明けましておめでとうございます。

 再受験医学生生活も残すところあとわずかになりました。その集大成として40日後に医師国家試験が控えています。

 前回のブログの通り、勉強の成果は乏しいですが、最後まで諦めないで頑張ります!

 それでは国試後にまた…。



2018年12月31日13:58偏差値35からの逆襲
 ただいま国家試験に向けてラストスパート中ですが、一応経過報告。

 先日メック模試の結果が帰ってきました。感触的にも模試の出来具合がよろしくなかったので、先輩に相談したところ、「模試なんて偏差値40、いや体温くらいあれば受かるんだよ」と言われ、へー、そんな低くてもいけるなら楽勝ですなこりゃ、と楽観的に構えてたそのとき、それは目に入ってきました。


 「一般臨床偏差値:35」


 まさかの体温すら下回ってます!


 こんな数値、人生で一度もとったことありませんけどー。何かの間違いではないの???
と最初は思ったけど事実らしいです(泣)

 このおっさん再受験生がこの状態からの逆襲で果たして無事合格して医師になれるのか、自分の事ながら見物です。3月のブログでご報告いたします。




2018年11月01日00:01あと100日!
 医師国家試験までいよいよあと100日です(日付変わってあと99日になってるかもしれませんが)。

 こんなカウントダウンをしてる奴は焦ってる奴だと言われますが…、はい、確かに焦ってます!あれもしなきゃこれもしなきゃで、国試対策に完璧な終わりというのはありません。

 高校の時の親友で既に医師になってる奴に電話して泣きつきましたら、「よく考えてみろ。国試の合格率は90%なんだから、普通に勉強してたら落ちる方が難しいんだぞ!」となんか勇気づけられたような、いや騙されてるような言葉を頂戴しました。


 あ、そういえば先日マッチングの結果が出ましたが、アンマッチでした(まさかの!)。
 おかしいなぁ、保険に保険をかけて何個か書いといたんですけどね、パソコンの操作でも間違えちゃったのかなぁ(遠い目)。

 二次募集で空いた席を探すという非常に面倒な作業が今の時期に加わってしまいました。


 もうしばらくブログも書けんかもしれんなぁ…泣




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年10月16日00:06もうすぐ就職先決定か
 最近、マッチング協議会というところから頻繁にメールが来ます。内容は、マッチング協議会のサイトで希望の病院をちゃんと登録しましたか、登録の期限はいついつまでですよ、といった事務的なものです。これだけしつこく来るということは、過去にちゃんと期限までに登録してなかった学生がいたんでしょうね。今日もまたメールが来ましたが、内容はマッチした場合とアンマッチした場合のことが書いてありました。こういうメールはまぁ助かりますが、大学からも少しは注意喚起があってもいいような気もしますね。うちの大学は残る学生が少ないので、マッチング関係の連絡はあえてせずに、知らない間に大学病院に就職するよう誘導しているかのようです。

 さて私自身のことを言いますと、10個くらい採用試験受けてきてやりましたよ。8月は試験疲れでした。おっさんなので年齢で切られる可能性があるため「数打ちゃ当たる戦法」です。ハイポな病院を狙って受けたつもりなのですがあんまり再受験生のような感じの学生には出会わなかったので、おっさん医学生たちは一体どの辺の病院を狙ってるんでしょうね。


 いよいよ3日後、マッチングの発表です。どこかしらにマッチすることを願っていますが、中間発表を見る限り私が受けたところは軒並み高倍率でした。ブラックという言葉があふれてるこのご時世ですから、血気盛んな若者ですらハイポ病院で働きたいと思ってるのかもしれませんね。さてどうなることやら。刺激の少ない毎日を過ごしていますので、こういうイベントをささやかな楽しみにしながらなんとか生きております。




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年09月17日12:16あと145日
 現6年生が受験する第113回医師国家試験が施行される日が2019年2月9,10日となりましたので、正確にあと145日です。ついこないだまで「あ~あと1年かぁ」とか「あ~あと半年かぁ」などと思っていたのですがクリクラやマッチングの試験を受けたりしていたらあっという間に月日がたってしまいました。

 正直、しんどいです。メンタルはまだなんとか維持していますが。

 周りの同級生のツイッター見ると、よく遊びほうけてる様子がうかがえますが、こういうのにだまされてはいけません。これはフェイクです。実際はかなり勉強しているはずです。
 だって自分から「俺、こんなに勉強してるんだぜ。」とわざわざ見せびらかすような発言はしないでしょう。私も、もし「最近勉強してる?」などと聞かれたら(そんなこと聞いてこないと思いますけど)「まぁぼちぼちかな。」くらいに答えるでしょうね。

 さぁ、5ヶ月切りましたがまずはその前に卒試がありますからまだ国試の勉強に専念することもできず悶々としております。国試より細かいこと問うてくる卒試なんてなくしてくれればいいのに~!




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年08月01日11:20中学教師の嘘
 クリクラで双胎児の妊娠を見る機会がありました。お母さんが小柄な方だったこともあったせいか、お母さんの体の大きさに対して明らかにお腹が普通の妊娠よりも尋常じゃなく大きく張り出していました。それを見るだけで双胎妊娠の大変さが伝わってきました。これが三つ子とかだったらどうなるんでしょうか。

 ふと中学校のときの先生が何かの授業のときに「双子はね、先に出てくる方が弟で、後から出てくる方がお兄ちゃんなんだよ。」と言っていたことを思い出しました。理由は「お兄ちゃんは弟を蹴って先に出してあげるから後から出てくる。」といったものでした。 
 それで、産婦人科の先生に「先に出てくるのが弟なんですよねー?(ドヤ顔)」と問いかけましたら、「いや、先に出てくる方がお兄ちゃんだよ。」と即否定。

 あれ?

 いやいや中学校のときの先生が理由までつけて教えてくれたんですって!うん十年前、まだピュアだった私が教師の言うことは絶対だと信じて今まで覚えていた知識です。それがまさかデタラメだったとは…。中学教師が適当なこと言ってんじゃねぇぞこらぁ?

 一応、ネットで調べてみました。ウィキペディアですが、そこには先ほどの怒りがだいぶおさまる記述が→「日本では、かつて後から生まれた方を兄または姉、先に生まれた方を弟または妹として扱う慣習があったが、戸籍法上は生まれた順に記載する事となっている。」
参照URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8C%E7%94%9F%E5%85%90

 あー、確かに私がおっさんなせいで中学生と言ってもうん十年前の話ですからね、そのうん十年前に教師だった人はさらにそのうん十年前に知識を得たと思われますから、昔の慣習を教えてくれたのかもしれませんね。まぁそれにしても「弟を蹴って出してあげるから」というのはパチモンぽいですけどね。



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年07月12日23:30寝苦しい夜は…
 梅雨は明けましたが寝苦しい夜が続いてます~(>_<)

 私は暑さには強いんですが(真夏に外で走り回って汗だくびしょびしょになるのがたまらなく好き♪)、その反面非常に寒がりで、特にエアコンによる人工的な寒さに対して貧弱すぎるのです。ポリクリでは学生控え室にエアコンがあるので、若い奴らは半そでなのにガンガンに冷房を効かせて気持ちよさそうにしていますが、私は「冷房」じゃなくて「除湿」くらいでちょうどいいくらいなんです。でも多勢に無勢なので防寒のためにこの季節にわざわざ長そでのパーカー持って行ってます笑 飛行機とか電車とか公共交通機関乗るのもホンマ寒いんですよ~。

 回りくどくなりましたが、以上の症状により私は夜、暑くてもエアコンをつけることができません。エアコンをつけないと暑いですけどエアコンをつけると「除湿」でも寒いですから。ちょうどいい温度調整ができないため、寝苦しい状態が改善されないといったわけです。しかし今まで日本で長年生きてきたわけですから、例えば去年の今頃の私はどう夜を過ごしてたんですかねぇ。寝苦しかった思い出は一切ないのですが、寝苦しくなかったわけはないので、どうやって切り抜けていたのでしょうか。

 忘れてしまったものはしょうがないので対策を色々と考えてたんですが、知らない間に寝付いていて、しかも少しは勉強の足しにもなるという一石二鳥の眠り技を最近編み出してしまったのです!!

 それはですね、メックのビデオ講座(あまり意味の分からない先生の授業だとさらに効果あり笑)を枕元のスマホで流しながら布団に入るんです。すると10分もしないうちにいつも寝てしまってます笑 これは勉強し始めると眠くなるという普段は困った現象を逆手に取った睡眠導入法です。いや~これホント効きますよ。最初は、どうせ寝苦しい数時間を無駄に過ごすくらいならメックの講座1本くらい聞いてやれと思って始めたんですが、1本(約70分)なんてとてももたないです。ん~内容が頭に入ってるのはぶっちゃけ最初の5分くらいだと思いますね。

 この感動を誰かに伝えたくてつい記事にしちゃいました^^;



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年06月24日01:59医学生向け奨学金
 久しぶりのブログでちょっと緊張してます笑
 やっぱ6年生ともなると精神的なプレッシャーが大迫並に半端ねー感じですね。ブログを書く精神的な余裕もだんだんなくなってきた感もありますが、自分の貴重な情報発信の場所ですので、細々と続けていければと思います。

 さて、今回はというか数ヶ月前に書こうと思いながら書いてなかったことなんですが、医学生に対する医師修学資金(≒地域枠の奨学金)のことです。

 私は心の中ではもう初期研修の病院を決めているのですが、よくよくその病院の所在する県の医師修学資金を調べてみましたら6年生からでも申し込める奨学金があったんですよ。1年借りるだけなら、1年その県で働けば返さなくてもいいということなので、これは借りなきゃ損では!?と思い、急遽その奨学金を申し込む書類を揃え始めました。

 書類揃えるの、結構大変でした~(^^;) 住民票とか証明写真とか、手元には何もなかったですし、履歴書を書くのが面倒くさいことくさいこと、基本的にそういう履歴書は再受験生のことはあまり想定していない形式の履歴書になってますので、私みたいに他の大学、大学院を卒業し、社会人で勤務していた人にはそもそも今までの人生の履歴を書く欄が足りません笑 省略しても問題なさそうな部分はカットしてなんとか帳尻を合わせて履歴書にぎっしり詰め込みました。また、履歴書は手書きなので書き間違えたらいけませんから書くだけで集中力を要求され、私は勉強でもあまり発動しないくらいの長時間(といっても1時間半くらいですが)履歴書に向かい合って、もう疲れ果ててしまいました。しかも途中からあることに気がついて、今の努力が報われない可能性があることを知りながらでしたので不毛感がまたもや大迫並に半端ねーって感じでした。

 というのも実は書類の中に連帯保証人の署名と印鑑が必要だったのですが、連帯保証人が2名必要なんですね。当初からなんとなくそこがムリっぽいなとは思っていたのですが、ま、最悪父と母でいいんじゃね?とたかをくくっていたのでした。しかしよく読んでみると「連帯保証人は父と母で2名にすることはできません」とのこと(泣)。あれ?俺の心がまるで読まれてしまったかのようなばっちりの文言でした。
 
 困りました。親戚はいるんですが、実は前の大学のときに返済義務ありの奨学金を借りるときに1回お願いしてて、それを完済しないうちに医学部に入り直したのでもう親戚は頼れないなと思いました。

 それにしても連帯保証人を2名出せと言われて困ってるのは自分だけじゃないんじゃないでしょうか。近年は少子化が進んでますしね、親戚と言ってもそんなにたくさんいる人もいないでしょうし、いや親戚でもなかなか頼みづらいですよ。

 …私は結局、1人を父親にして、もう1人は高校のときからの親友に頼みました。これは現役生より再受験生の方がメリットのある数少ない事例だと思いますが、私の同期はみんなもうある程度の収入があるどっぷり社会人ですからね。現役生には真似できない芸当かもしれません。それにしたってその友人はよく引き受けてくれたと思います。いくら友人とはいえ連帯保証人になるのはちょっと嫌ですよねぇ。それを快く引き受けてくれるほどの友人の存在は私にとって一生の宝物だと思いました。


 あ、結局なんですが、初期研修期間だけでその県を去った場合は初期研修の期間は義務年限に含まないという規定がありまして(その後も残るなら初期研修期間もさかのぼって義務年限に含めてくれるらしいですが)、まぁ別に初期研修後、専門医もついでにその県で取ってもいいとも思いましたが、そのたかが1年で済む話なのですが、逆にたかが1年のために将来が縛られるのもどうかなと思い直しまして、手間暇かけて書類は全部揃えたんですが、申し込みは取りやめました。


 今回は医学生の返済義務なしの奨学金について色々調べる機会となったわけですが、県や病院によって義務年限の扱いや奨学金の金額など全然違うんですね。ある病院では5年生から2年間奨学金を借りて、初期研修の2年間で返済不要になるところもありましたよ。そういうシステムだと、もしその病院が第一希望の人なら奨学金借りないで普通に初期研修するのが馬鹿らしくなりますね。



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年04月25日02:08小雨 に煙る大学で
 今日は小雨模様の天気でした。
 その雨の中で傘もささずに重たそうな荷物を両脇に抱えて大学病院の方に歩いている人を見かけました。私は業者の方か患者さんかなと思いましたが、もはやそんなことはどうでもよく、純粋にこれはお手伝いしてあげなければと思い、声をかけました。
「お手伝いしましょう!」
 すると「ありがとう!助かるよ。じゃあこっちの方持って。」と意外にラフな返答が( ・_・;) まあよいと思い、2人で病院の中のある部屋まで持って行きました。これは業者の方とかじゃなくて病院関係者でしたな、…などと軽く勘ぐっていると藪から棒に「もうあれから5年もたつね。」と言ってこられました。


 は???


 その人の顔をよく見ると見たことのあるようなないような…。しかし相手は私を知ってるのに私は相手を知らないというのは失礼(しかもお世話になった先生かもしれないのでなおさら)だと思い、なかなか困難なことでしたが知ったかぶり作戦を密かに実行しました。
「そ、そうですね。早いですね~(汗)」
「もう6年生だもんね。」
「そ、そうなんですよ。もう6年生なんですよ~(汗)」
そうやって2,3回の無難なやりとりを続けた結果、やっと個人特定に繋がる会話が向こうからぶっ込んできました。
「入試のとき君はしっかり受け答えしてたもんなぁ。」
「(なにぃ!?入試だぁ?)ぇえ~、覚えてくれてるんですか!?」
「そうだよー。」
 何が何だか分からない時間が体感で10秒ほどありましたが、恐らく入試のときの面接官だったのではないかとの仮説を導き出しました。
 しかしもしそうだとしたら相手方の記憶力がすごすぎるぞ…。
 その後は「ははは…(汗)」とどん引き混じりの乾いた笑いで返すのがやっとでした。

 しかし面接官にせよ誰にせよ5年前の入試のときに何らかの形で出会った私を本当に覚えておられたのか?面接官だとしたら5年前から数えるともう数百人面接してるんじゃないのか?その中の一人をいまだに覚えてるってありえるか??いや、医学的にはエピソード記憶の方が忘れにくいから、もしかしたら私は強烈に印象に残る受験生だったのかもしれないな。もしかしたらではなく確かにそこそこ異色ではあるけどな(笑)


  後になってなんだかじわじわと嬉しくなってきました。医学部に受かるならどこでもいいやと結構適当に決めた縁もゆかりもないこの大学に、愛着心のような気持ちまでも芽生えてきました。誰かが昔の自分のことを覚えてくれてるというだけでこんな気持ちになるなんて、人間の心は意外な単純性を兼ね備えているのかもしれませんわ。




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年04月11日22:25新入生現る
 4月に入り、新1年生が入学してきました。
 といっても私たち6年生とは基本的に関わりはありません。
 ただ部活の新歓に顔を出しましたら初々しい顔の新入生がわんさかいました。しかし新1年生の中にも再受験生や多浪生も混ざってて上級生と実は年齢は変わらないもしくは上級生より年上という人もいるというのになんででしょうね、みんな初々しい表情をしているため新1年生と上級生は不思議と見た目で区別できますね。そのためか6年生のツイッターには「新入生可愛いお~(^_^)/」などとおじさんおばさんかのような言葉が書き並べられています。

 しかしですねー、私には(年齢のせいなのか元々の性格のせいなのか)今年の新入生に対してはそんなに可愛さは感じませんでしたねー。
 物事をはっきりと言えずもじもじしてる奴が多い印象です。一方では新歓でご飯に連れて行ったときに「部活にはまったく興味ありません。ただ単にご飯を食べにきただけです。」とはっきり言ってくる奴もいて、まぁこちらも部活に興味がなくてもいいから一度見においでという宣伝文句で誘っているのではありますが…、そこはさすがに上級生にも気を遣っときましょう。ご飯の最中にそんなこと言われると部活に関係ないテストの話とかもしてあげるのが馬鹿らしくなってきました。

 なんといってもほぼ全員がろくに挨拶できてない!
 「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」それくらいは言いなさい。

 去年まではあまり嫌な思い出もなかったのでもう少し礼儀正しい学生が多かったような気がします。



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年03月29日22:122017年度おわり
 今年度もあと数日で終わりですね。
 長い冬もさすがにもう終わりかと思いきや、今週一気に気温も高くなり、春を通り過ぎて初夏の陽気です。春夏秋冬を均等に欲しいんですけどね、やっぱ夏と冬がやたらと長くないですか??

 大学の生協に用事があって行ってきたんですが新入生っぽい感じの初々しい青年たちを見かけました。

 あ~あれから5年もたったのね…(゚д゚)
 ま、自分はそもそも初々しくもなかったですが。

 今年の1年生は再受験生何人くらいいるのかなぁ。私の1年生に対する関心事はまずそれです。おじさんずが何人かいてくれたら心踊ります!


 引退した部活の後輩から「新歓手伝ってくださ~い」とのお願いが。
 いや~、もうええかな笑

 部活やってたときは不思議なくらい熱中してましたが、いざ引退すると部活ってすごい小さなことに思えてきました。

 今の頭の中はなんといっても国試のことだらけ。
 もう1年もありません。約10ヶ月後に同期と笑って卒業式を迎えなきゃ。 春休みぼけで全然勉強しておりません。
 マヂでやばいぞこれは…(゚Д゚;)



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年03月04日10:13肩透かし
 今週救急車実習というのがありました。 

 消防署に滞在させてもらって、救急車が呼ばれたら同乗させていただけるという貴重な体験です。 

 朝礼では全員が「気をつけ!」の姿勢を取られている中で自己紹介をしまして、「今日は寒いし天気悪いから多分多いよ」との言葉にドキドキ&不謹慎ながら少しワクワク。 

 着替えるのは救急車が呼ばれてからでいいよと言われましたが、自分みたいな年寄りはモタモタしそうだなと思い、あらかじめ専用ジャンパー、長靴、ヘルメットを被って待機。周りの救急隊員の方々には笑われましたが「一刻一秒を争う現場なんでしょ?格好が恥ずかしいとか言ってる場合じゃないぜ!」と独断し、そのままで過ごしました笑 

 しかし連チャンで次から次へと来るとの噂でしたが待てども待てども救急車の要請は来ません(・ ・;) 一度それっぽいのが来たんですが別の消防署から救急車が出動したみたいで、結局のところ、この地域の平和な半日を完全武装で過ごしました(1台も要請なし!)(^^;) 

 いや〜住民のみなさん寒い休日は家でひっそりと過ごされてるんでしょうかねぇ。




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2018年01月10日22:272018年
 新年あけましておめでとうございます(^_^)/

 受験生(医師国家試験やセンター試験)の皆さん、いよいよラストスパートですね。
 今日6年生の先輩を見かけましたが、壮絶な猛勉生活を物語ってるのが分かるくらいにはそれが顔ににじみ出ていました(゚Д゚) しかし「明日は我が身」で、私も来年の今頃は死にそうな、泣きそうな顔をして勉強を頑張っていることでしょう。

 一年で一番寒いこの時期、私は現役時代を含めて何回も受けたセンター試験の遠い記憶が蘇ります。

 受験生は自分の人生が決まるこの2日間に生命をかけていると言ってもいいでしょう。大阪大学の二次試験での採点ミスからの不手際の悪さで受験生の人生を変えてしまった、今回のような事件が起きないことを切に願います。




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年12月29日18:21よいお年を
 医学生になって5回目の冬休みを迎えました。

 もう5年も戦ってきたのかぁとしみじみ思います。

 振り返ってみれば5年生が一番楽勝でした(まだ終わってないけど笑)。

 クリクラのレポート作成も大変ですが、それ以上に1年間テストがないというのは精神衛生上よろしいことですね。


 さて私はすでにかれこれ10カ所以上、初期研修の病院見学に行ったのですが、めぼしい病院をいくつかに絞りましたので、今後はマッチングのためにそのいくつかの病院の中で順位をつけていかなくちゃです。いや~、このお見合いみたいなシステム、非常に迷いますね。超絶美人からかわいい系までずらりと並んでいる女性陣を目の前にして自分が結婚したい順に順位をつけていくような感覚です。こっちの美人もいいな、あっちのかわいこちゃんもいいな、いやここは顔ではなく性格のいいあの子もいいな、などと垂涎しております。しかしあんまり欲張りすぎるとそこは弱肉強食の世界。人気病院はやっぱり倍率が高いので私みたいなおっさんはあえてちょっと年食ったおばちゃんあたりを狙うのがベターなのか…(;。;) うおおー、いよいよ漢を見せる時がきたようだぜ~。

 …てなわけで私は妄想を膨らませながら新年を迎えそうです。



 それではよいお年を(^_^)/




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年11月22日23:28オペ看
 急に寒くなってきました。人肌恋しい季節ですね笑
 大学病院は若い看護師さんがたくさんいるのでついつい目移りしてしまいます(*ノωノ)
 マスクをしていて目だけが見えている姿はみんななんとなく可愛らしいっぽい感じに見えるのですが、これがマスク効果なんでしょうか。も~、顔は全部見せなさーい!笑

 しかし手術室のオペ看さんのうち特定複数からは学生たちは完全に上から目線で見られています。ガウンを着るときの目線は厳しいですよ~。ちょっとでも変な着方をすれば怒られます。マスクをしていて冷たい目線しか見えないので余計怖いですよ~。

 確かに術野の清潔・不潔をきっちり区別しなければならないことは間違いありません。しかし、あなただってほんの数年前には完璧にはできなかったことなんじゃないんですか?

 こんな言葉があります。
「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」

 学生がへらへらしながらふざけてやっているならどうぞ叱ってください。しかし少なくとも私の周りの学生たちは不潔にならないよう神経をすり減らしながら、スタッフの邪魔にならないよう気を遣いまくりながらまさに一生懸命の姿勢でガウンを着ようとしているのです。それなら別に失敗したっていいじゃないですか。失敗したならまた手洗いからやり直しをすればいい。それをちょこっと失敗したからと言ってこれ見よがしに怒りだすオペ看さんを私は好きになれません。せっかくの可愛らしいっぽいお顔も台無しですよ。



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年11月12日17:42再受験生のメリット
 医学部再受験はどうしてもデメリットばかりに目がいってしまいますが、デメリットだらけでもないですよ。数は少ないかもしれませんが私がクリクラで臨床医と接することが多くなってから最近感じ始めたメリットを1つ紹介します。ただ今回のはあまり正しくないかもしれませんので、話半分で読んでください。

 クリクラでは2週間ずつ1つの診療科を回るのですが、最初の日に医局のスタッフの前で自己紹介をさせられます。出身、部活などを言うと、たいてい突っ込まれまして、「何科志望なの?」とか、県外の人には「なんでこの大学に来たの?」とか聞かれます。私は突っ込みどころが多いせいか先生方の興味をそそってしまい、私も隠したいことは別にないので、最終的には年齢や、医学部再受験に至るまでの経歴までも詳細にわたって聴取されることになります笑 
 そして入学試験の面接のときと違って、変わった経歴ほど先生方のツボを刺激するらしく、私は名前を覚えてもらえます。そして2週間の間先生方からのいじられキャラと化していくのです。2週間ごとに学生が目まぐるしく変わっていく中で、自分の名前を覚えてもらえるというのは嬉しいものです(^^♪ いじられキャラは私的には非常においしくて、いじって遊んでる反動なのか、先生方が忙しい中色々と助けてくれます。飲みにも連れて行ってもらえますよ。私の班の若者たちは「いじられたくない」「先生と飲みなんて行きたくない」といった感じなのですが…。

 お別れが近づくと、最終的には「もううちの医局に入れよ」と口酸っぱく言われます。もちろん他のメンバーも入局を勧められますが、私の場合名前と顔を一致して覚えられていて、その後も病院内で先生方とたまたますれ違ったりするときなどに「おい〇〇、うちへ入局しろよな?」とストレートに勧誘してくださいます。
 私は年齢的に外科系は厳しいかと思っていたりもするのですが、驚くべきは外科系ほどそういう声をかけてくれる先生が多く、外科の先生的には「素直なやつか」「面白いやつか」が入局させたい人の基準になっているようです。まぁ外科の医局のノリがちょっと体育会系的な感じですしね。

 世の中の医学部再受験生のおじさまたちがもし医学部合格後の進路で不安でしたら、安心してください。20年後は分かりませんが、今は医師不足の時節ですしキャラ次第ではどの科も全然受け入れてくれそうです。

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年11月04日17:34マッチング2017②
 私の仲の良い先輩たちはみな市中病院を第一希望に出しまして、中間発表ではどの先輩の病院も定員を超えていたのですが、見事全員第一希望の病院にマッチすることができました。1人再受験生でだいぶ年齢が高い先輩がいてどうなることかと見守っていましたが第一希望で決まりました。しかし病院側の採用基準は一体どうなってるんでしょうね。個人的には再受験の先輩が受かったのは嬉しいですが、その反面、再受験生のおっさんに競り負けた数名の学生たちは何が足りなかったのでしょうか。もしかしたらもっと年上の再受験生や国試浪人組など訳ありな人たちだったかもしれませんが、若い学生だったとしたら、病院側は年齢はあまり気にしてないのかもですね。一説には自己アピールをするために第一希望の病院に何回も病院見学に行って顔を覚えてもらうと良いと言われていますが、その先輩は第一希望の病院が遠方ということもあって、1回しか見学に行かなかったそうです。また見学の回数で採用が決まるならその病院の近くに住んでいる学生が有利になるし、そんなんで決めるような病院なら諦めるわとその先輩は以前から言っていましたが、腹が据わってましたね。

 なお、私の大学では今のところ初期研修についてはほったらかしです(笑) マッチングとは何かという基本的なことも大学から教えてもらうこともありませんし、大学病院に勤めている医師が個人的な意見として母校での初期研修を勧めてきたりしますが、大学として公式に自大学での初期研修の良さをアピールしてくることもありません。他の大学では説明会とかを開いてるのでしょうか?私の大学はマッチ率決して高くない方なので、そんな悠長に構えてる場合じゃないと思うんですが…、大丈夫かな??




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村


2017年10月22日16:33マッチング2017①
 先週、現6年生の初期研修病院を決めるマッチングの結果が出ました。大勢としては大学病院離れと市中病院人気が一段と進みましたね。大学病院と臨床研修病院のマッチ者数の比率の推移は以下の図の通りです。

マッチング2017①1

 大学病院の割合、すべり台のように下がり続けてますねー。今年は大学病院で研修する医師の割合は全体では過去最低を更新しました。大学病院、市中病院それぞれに良い点があると思うのですが、どうしてこんなに大学病院離れが進んでるのでしょうか。

 またマッチングの定員に対する学生数の割合が高まっていて、全体の充足率が上昇しています。これは今まで病院側の供給過剰だったものが抑えられてきて、人気病院を除いたとしても、学生が病院を選ぶという図式が崩壊してきていることを意味しています。今年は、例えば第一希望で人気病院を書いて、落ちて、第二希望に書いた病院も他の学生の第一希望だけでフルマッチしていて、落ちて、第三希望、第四希望に回ったような学生も例年より多いのではないでしょうか。また希望を出した病院すべてにマッチングしなかった学生も少なからずいると思います。ただこのような状況は厚生労働省の意向通りです。→「研修医の募集定員、2015年度から上限設定へ」https://www.m3.com/news/iryoishin/180716
 
 2015年度は希望者数の1.2倍だった定員を2019年度は1.1倍に減少させていくとのこと。今の状況を来年度はもっと強めていこうというわけですね。これは研修希望者数と募集定員に開きがあることが、研修医の地域偏在を招いたとの指摘を受けた対応だそうです。医学部入学定員増により、2018年度の研修希望者数(推定)は前年度比114人増の9940人。一方で研修希望者数と募集定員の差を毎年0.02倍ずつ縮めていくという方針により、2017年度の1.16倍から1.14倍に縮小したことから、全体の募集定員は58人減の1万1332人に減少していて、特に東京、愛知、兵庫など大都市圏で減少幅が大きくなっています。→「2018年度臨床研修定員、58人減の1万1332人」https://www.m3.com/news/iryoishin/503419
マッチング2017①2 
 じゃあ私がマッチングに参加する来年度は、1.12倍まで下がりますね(^_^;) 一学生としてはそりゃ選びたい放題の状態の方がありがたいですけど…、しかたないですね。ただ私はそんなに都会志向が強くないので大都市で募集定員が減少すること自体はあまり被害を受けないのですが、大都市の定員が埋まったためにあぶれてしまった学生が次第に郊外へ移動していくといったドミノ現象が起きると私もうかうかしてられません。



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村


2017年10月12日18:13神在月
 先週末は夏のような暑さでしたがもう10月なんですね。医学部再受験の時、たいして興味もなかったのに勉強しなければならなかった古典のことをふと思い出しました。センターの国語の点数は結局最後の最後まで安定しませんでした。特に古典と漢文は最初に「〇〇の意味を次の中から選べ」というような設問が必ずあって、私にとっては運ゲーのような問題でした  笑 そして旧暦は「10月=神無月」とただの丸暗記をした覚えがあるのですが、島根県の出雲地方では神在月というそうです。この月に日本中の神々が出雲大社に集まるから「神在月」と言い、出雲以外では神がいなくなるので「神無月」というとのこと。へぇー!知りませんでした。テストの点数を上げるためだけの勉強ではなく、興味をもって勉強していればこのような驚きもあったかもしれませんが、受験生はそんな悠長に構えて勉強してられないですよね。

 さて短い夏休みが終わってからというもの、私の周りの連中がいよいよ国家試験に向けて動き始め出したようです。「QBやった?」「〇〇のメック見た?」みたいな会話が聞こえてきて、私はそのプレッシャーにぶるぶる震えています( ゚Д゚) 最近は私も毎日ちょびっとでもいいからと問題演習をするようになりましたが、同級生の中でも賢いグループほどやはり勉強にいそしむ傾向があるようで、さらに差をつけられてしまいそうです。どうもまた私は医学部受験のときと同様、医師国家試験に受かる一番の近道をなるべく通るような勉強をするしかなさそうな気がしてなりません。本来は国試に出るかどうかは別にして、興味をもった症例、あるいはクリクラで割り当てられた患者さんの病気について、興味をもって深く勉強していくべきなのでしょうけど、先生が「まぁさすがにここまでは国試に出ないかな」と言われた内容はすっ飛ばしてしまっております(-_-;)
  
 医師になって数年後、国家試験に合格するために丸覚えした事柄に隠された深い意味を知り、最近になって「神無月」の由来を知って驚いたのと同様、驚きを覚えている自分がそこにいるでありましょう。




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年09月19日12:28敢為邁往
 今回はこのブログを始めてから100個目の記事となります。私目線でものを申してきましたので独善的な部分もあったかもしれませんが、どうぞご了承くださいませm(__)m また私は今とある大学の医学部の学生としてこの日本のどこかに生息しておりますので、医学部のことやその他何かご質問等ありましたら気軽にコメントしていただけると喜びます。


 さて今回は医学とはかけ離れてしまうのですが、私のような遠回りした人生を送った者にとって人の生き方としてアツく感じるものがあったことを紹介します。

 もう1か月以上前になりますがボランティアをしている関係で将棋界の方々と交流する機会を得ました。将棋と言えば今や藤井聡太四段が有名ですが、(後で知りましたが)その藤井四段にも勝ち、先月の30日、平成生まれの棋士として初めてのタイトルホルダーとなられた菅井竜也さんはじめ、女流棋士の方も含めてプロ棋士が数名おられました。私は将棋のことはよく知りませんでしたし、プロ棋士の方々もフレンドリーな方ばかりでしたので控室でついつい無頓着にも気さくにお喋りしていたのですが、家に帰って棋士の方々をインターネットで検索してビックリ仰天。菅井竜也さんなんてプロ中のプロじゃないですか( ゚Д゚) 女流棋士の方もテレビにもよく出ておられる方でした。菅井さんは年齢も近そうだし女流棋士の方は可愛いしと、さっきなれなれしくお喋りしてた人たちがそんな有名な面々だったなんて…(*ノωノ)  
 
 そういえばボランティアの中にはあらかじめ色紙を用意してきてた人もいまして、自分の好きなプロ棋士の方に何か言葉を書いてもらえないかねだっている場面を目にしました。もちろん皆さん快く引き受けておられましたよ。私も将来、人に言葉を求められるくらいの大物になりたいものですが…。
  
 ところで、棋士関係の方々の中で私にはひと際目を引かれた方がいました。プロ棋士の方と兄弟のように親しく話されていて、それでいてプロ棋士ではない方でした。聞きましたら、それは「指導棋士」と呼ばれる方でした。将棋のプロになるための世界は厳しくて、ある年齢に達するまでにある地点まで昇段できなければプロへの道は絶たれるとのことで、アマチュア一般成人対象の地方大会で小学生くらいの年齢で優勝するくらいの人物でもプロになるのは難しいそうです。それでも将棋のプロの道の門をたたき、日々鍛錬し続けてあと一歩のところでプロにはなれず、涙を呑んだ人たちがたくさんいるのです。ただ将棋界からはその人たちのセカンドキャリアとして「指導棋士」という称号が与えられ、将棋のイベントがあったときに駆け付け、将棋の指導や普及などに当たっているということなのです。
 
 色紙を一枚わけて貰った私は、皆がプロ棋士目がけて突進している中、その指導棋士の方のところへ駆け寄りました。苦しい毎日を生き抜ききって、されど残念ながらついに日の目をみることのなかった、この指導棋士の方に言葉を頂戴したいと思ったのです。そんな方が何と書いて下さるのか…。するとその方は私が医学部の再受験生だということを聞いて、しばらく考えておられましたが、そんな私にと「敢為邁往」という言葉を書いて下さいました。
 
 敢為邁往という言葉を書いていただいたとき、私はみたこともないその四字熟語の意味が分かりませんでした。調べましたら「目的に向かって困難をものともせず、自ら思い切って、まっしぐらに進んで行くこと」。まさに今の私にぴったりの言葉でした!

 その指導棋士は指導が終わると、古い軽自動車に乗って帰って行かれました。自分が将棋を指す主人公にはならず、生活も決して華やかな感じではなさそうですが、その後ろ姿は私の目にはとてもかっこよく映りました。


 私も現役で医学部に入っていった高校のときの同級生たちには医師としての技量はもう生涯かなわないでしょう。再来年私が医師としてスタートを切るときには彼らは既に10年以上のキャリアを築いているわけですから。奴らもそれなりに頑張ってますからその10年分の努力を抜き返したとしたらさすがにそれは嘘でしょ~。しかしたとえそうであったとしてもこの指導棋士のように凛として生きていくことで周りに元気・勇気を与えられる人になりたいですね。


blogkannimaiou4


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村




2017年09月10日12:36第113回医師国家試験
 私が受験する第113回医師国家試験は、正確な日程が分からないので第112回医師国家試験の日程と同じ2月10日から行われると仮定すると、試験日まであと517日となりました。517日後の自分が医学部で学んだことの集大成をそこで見せているはずです。そういったことを時折り思い浮かべて自分を鼓舞するためにカウントダウンアプリをスマホに入れています。
 しかし…、目標がちょっと遠すぎたかなぁ(-_-;) 自分に焦りを生じさせて勉強に集中させようという試みは、逆に「まだ500日以上あるな」と安心感を与えてしまっております( ;∀;)

 第112回の方は日程が確定していますので、6年生にとっては正確に今日から5か月後に試験ということになりますね。昨日久々に仲良くさせてもらっている私よりさらに年上の6年生(もちろん再受験生)と色々話しましたが、1日だいたい10時間は集中して勉強できているとのこと。いやはやさすがですね。私もCBTの受験直前はそのくらい勉強しましたがそれは直前だから成しえた芸当であります。

 ただ私も医学部再受験のときを思い起こせば直前だけでなく「医学部合格」という目標を定め1年単位で受験計画をたて、着実に実行していた時期がありました。今の自分からすれば過去の自分を褒めて遣わしますわ。なんでこんな甘ったるい人間になってしまったのかなぁ。あの時はもっとギラギラして人生をガラリと変えてやるぜと燃えていたのに。あんなに医学を勉強したがっていたのに背水の陣のように追い込まれないと勉強しない今のお前は情けないぞー( `ー´)ノ
 
 まぁそんなこともおっさん同志で話をしていたわけですが、医学部の勉強より受験勉強の方がやりやすかったことも影響しているのではないかという言い訳がましい一つの結論を得ました。数学なんか正解までたどり着けたときはささやかながら嬉しかったですしね、教科に関わらずセンター試験の問題を解けば自分が何点だったかすぐ自己採点して一喜一憂しましたしね、勉強の中に楽しみがあった気がします。そういうメリハリは医学部の勉強ではあんまりないのかなと。目の前に立ちはだかる敵の量が膨大すぎて一体どこまで勉強すればいいんやとため息をつく瞬間が多い気がします。勉強すればするほどため息をつかなければならない勉強に対して無意識に躊躇してしまってるのかもしれません。

 これからは残り517日の長い道のりの中に小刻みに目標を設定しながら、勉強の中にも小さな楽しみを見つける方法をなんとか模索しようと思います。もしかしたら今までの勉強方法を根本的に変えることも視野に入れないといけないかもしれませんなぁ。




にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年08月26日02:54学生結婚
 私の1つ上の学年の先輩が学生であるこのタイミングで同級生と籍を入れられました。もう付き合って長いのと研修先も同じ地域にすることを決めたようで、話し合った結果結局今籍を入れるという決断に至ったようです。
 ま、珍しいことではありますが、うちの大学では
学生結婚は6年生くらいになるとちらほら散見されます。中には赤ちゃんができたカップルもいますよ(^^♪ 確かに女性にとっては出産というイベントも控えてますしね、また医師になって入局してから結婚となると教授を式に呼ばないといけないとか何やらしがらみが出てくるので学生のうちか初期研修くらいの間で結婚を決めるカップルは前もって色んなことを計算していると思います。若いのに偉いですね!その先輩も学年は1つ上ですが現役生なのでまだ24歳ですよ|д゚) 私と言えば24歳のときは結婚なんて全くもって考えたことはなかったなぁ…(しみじみ)。相性の良い彼女も過去には1,2名ほどいましたが、今となっては逃がしてしまった魚のようです。んー、例えがあんまよくないっすね(笑)

 今日は若い同級生に私の結婚についてどういうつもりなのと青天の霹靂がごとく詰め寄られました(;´Д`A ``` そ、そりゃ私も結婚したいのはやまやまだけど、なんで結婚しないのと言われましてもそもそも相手がいないじゃん!笑 ん?それともそんなに言うなら誰か紹介でもしてくれるのかな?とちょびっと期待しましたが、独身を貫いている私の未来を単に案じてくれただけのようです。

 いや~結婚はしたいですけどなかなか婚活にはエネルギーを注げないですねー。この年齢だけど学生してますと言うのも億劫ですし、またそれを言ったところで医学部には再受験生という存在が少なからずいるという事実を知らない一般ピープルがすぐに信じるとも思えません。説明が面倒くさいので会社員ですなどと身分を偽るのもどうせバレますしね(ていうか嘘はいけません(笑))。

 確かに私は周りが心配してくれるほどには婚期を逃しつつあります。近々恋人ができそうな気配もありません(ToT) しかし幸か不幸か独身であったために今も自分の好きなように自由に生きていられて、医学部を再受験することにもそういった家庭関係の支障はありませんでした。もし結婚して子供もいたりしたら受験勉強どころじゃなかったでしょうし、6年間も無収入で家庭を養っていくことは難しかったでしょうね。いやそれ以前に奥さんにアホかと一蹴されて夢が儚く消え去ってしまっていた可能性が高いです。

 人生何が正解かなんて分からないってことですよ( ・`ω・´)キリッ






にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年08月18日11:12病院見学③
前回の続きです。

 クリクラのレポート作成やらなんやらでばたばたしたまま慌てて支度をして病院見学に出発しました。電車を乗り継いで乗り継いでやっと目的の病院にたどり着きました。

 担当者の方とお会いしてご挨拶し、研修医室へ案内されました。この日は他の大学からも見学者AさんBさんが来てました。以下、担当者のお話。
「それではそれぞれの科に分かれて見学してもらいます。Aさんは内科、Bさんはえ~と、Bさんも内科ですね。はい行ってらっしゃい。」
「ももさんは、え~と、産婦人科ですね。医師が直接迎えに来ますので待ってて下さい。」

 え、あ、産婦人科でしたか。病院おまかせコースにしたとはいえ、そこをぶっこんでこられるとは思いもしませんでした(;^_^) ま、なかなかない機会だし、と今日は珍しくポジティブに構える姿勢をとる私。すると産婦人科の医師たちが代わるがわる私の顔を見に来られました。
「君か。私は産婦人科部長の〇〇だが、君が来てくれて嬉しいよ。」
「あ、ありがとうございます~(震え)」
「君か。産婦人科を見学したいなんて言ってくれた学生は5年ぶりくらいかなぁ。」
「あ、ありがとうございますぅ~(汗)」
「君か。うちは医師の高齢化がすすんでいてね、君みたいな若い力が欲しいんだ。」
「あ、ありがとうございま…(フェイドアウト)」

 病院おまかせコースにしたことは産婦人科の医師たちには伝わってませんねこりゃ。どうも産婦人科志望の学生ということで話を通してあったようで、今さらもうおまかせコースだったんでー、などとは言えない状況になってしまいました |д゚)

 産婦人科医の中で最も若い先生が院内を案内してくれました。しかし誰かとすれ違う度に私のことを「こちらは未来の産婦人科のドクターだからね」と紹介してくれるので恥ずかしいやらなんやら。売店のおばちゃんにまでそんな紹介をする始末です。

 見学の方もVIP待遇でしたよ。手術も3件も見学させてもらい、術野にまで入らせていただき感動しました。特に感動したのは緊急帝王切開で赤ちゃんを取り出した瞬間ですね!未熟児でとても小さかったのですが産まれた瞬間おぎゃあおぎゃあと可愛い鳴き声を響かせて手術室のみんなを和ませてくれました( *´艸`) それから手術をする医師たちの迅速で正確な手さばきと連携プレイ。芸術感すら感じました (=゚ω゚)

 いやー今回はひょんなことからこういう病院見学になりましたが、ホントに産婦人科よかったです!!クリクラでどの科を回ってもご高齢の患者さんばかり見ていたので生命が誕生する瞬間に間近で立ち会えたのは斬新でした。未来が大きく広がっている患者さんに寄り添える喜びは今まで体験したことがないですね。もちろん高齢の方も病気が治るのは嬉しいですが、それで寿命が150歳まで伸びるわけではないですからね、どこかに病魔と寿命のせめぎあいをしている虚しさがないとはいえないかもです。

 産婦人科かぁ。今回はいいとこどりでしたので感動のあまり興奮を抑えるのに必死なくらいでしたが、実際はそーとーな激務でしょうからねぇ。決して軽々しくは言えないですが、産婦人科が意外にも私の中の将来のなりたい診療科候補リストに入ってしまいました(^^♪ 



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年08月16日14:40病院見学②
 今、短い夏休みの真っ最中です。5年生はクリクラがあるためどの大学も夏休みは短いそうですね。アメリカの医学教育の基準に合わせるためだかなんだかでクリクラの期間が長くなってきた弊害です(´;ω;`) アメリカの医師資格を取りたいという人は学年に2,3人いるかどうかなのでそういう人だけ不足している期間分のクリクラをオプションにして希望制にすればいいのではないかと勝手に思うのですが、いかがでしょうか。

 さて、その貴重な夏休みを利用して病院見学に行ってきました。あるド田舎にある病院です。ド田舎ではあるのですがその地域の最後の砦となるような病院で、三次救急まで対応していました。私は今のところ三次救急まで受け入れている病院を希望しているので、その病院を選びました。以下、見学を申し込んだときの病院の担当者とのやり取り。
「…ということで、〇月✖日に病院見学をさせていただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。」
「…。それでは見学希望科は何科ですか?」
「三次救急の現場をぜひ見学したいので、救急科を見学させていただきたいです。」
「あいにく✖日は救急科はお休みなんです。」
「(え?救急なのに休み?)そうでしたか、失礼いたしました。それでは△日ではいかがでしょうか?」
「△日も含めまして1週間ほど休みをいただいておりまして…、他の見学したい科に変更させてもらえないでしょうか?」
「(ええ!?1週間も救急休み??)そうですか…。(ん”~)それでは病院のご都合の良い科で大丈夫ですのでどうぞよろしくお願いいたします。」
「分かりました。それでは医師と連絡を取り合いまして、こちらで手配させていただきます。」

 んー、1週間も救急が休みとかあるんですねー。ちょっとびっくりしました。救急見れないならお断りしようかなとも思ったのですが、病院見学をしたいと言った手前、退くに退けなくなった感じもありました(;^_^。でもどんな感じの病院か実際に見に行くと得るものは何かしらあると思い、見学に行くことにしました。

〈→次回に続く〉


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年07月26日22:04レジナビ
 先日レジナビに行ってきました。高学年の医学生なら知ってると思いますが初期研修病院がどデカい会場に一同に会していて、医学生は色んな病院のお話を1日で聞けるという就職活動のような場です。どデカい会場に約600もの病院がブースを設けていますからすべてを回るのは不可能。てか5つくらい回るあたりでもう疲れます((+_+)) 各ブースには病院のハッピを着た初期研修の担当者や研修医のお兄さんお姉さん方が来ていて、20分ほど一気にぶっ通しで説明して下さるのですが、自分の病院の良いところを一生懸命アピールするあまり、ヒートアップしていてこちらが質問をする余地を与えないほどの勢いです。もちろんその説明を遮って質問してもいいですし、説明が終わったら質問はないかなど聞かれますが、その頃には疲れがMAX近くにまで達していて、質問よりもココから早く出なければという気持ちの方が上回ります(;^_^) 説明が一通り終わった後はお兄さんお姉さんと雑談するのですが、私としてはぶっちゃけこの雑談の方が楽しかったです笑 スタンプラリーという企画もあって20個くらい?ブースを回ると景品がもらえるようですが、しかしそんなに回る猛者がいるんでしょうか…。

 それにしても他学部経験者の私としては就職活動の場としては目を疑うような光景でした。就職活動は今のご時世、学生1人が何十社も受験して内定ゼロということも珍しくないと思います。就職活動は学生がとにかく採用側に気に入られようとアピールする場となるでしょうけど、医者の世界は今は需要>>供給状態です。会場を何気なく歩いているだけで、新宿歌舞伎町並みの客引きっぷりです。
「〇〇県の△△病院だけど、ちょっとだけ話聞いていかない?」
「え?〇〇県はちょっと遠いのであんまり考えてないですね…」
「君は何県出身なの?
(首からぶら下げてる名札に書いてあるのを見て)え!✖✖県!?✖✖ならうちから意外と近いんだよー」
「そぉ~ですかねぇ」
「✖✖出身の先生もいるからおいでよー」
「あーでも他に見たいところが…」
「いやいや1分だけでいいから話聞いて行ってよ~(2人組で両脇を挟まれたりする)」
「え、あ・・・」
という具合に、人様に
そんなにお願いされまくるという経験のない人生をおくってきた私は免疫なし状態で感染症に罹患するがごとく、ついつい「じゃ、じゃあ少しだけ…」という感じで、まったく興味もなかった病院の話を聞くことになるわけです。しかも絶対1分では終わらないですしね(;^ω^) そんなにしてまで渋る学生を無理矢理ブースに呼び込んだところでお互いにとってメリットがなさそうなのですが、とにかく学生を自分のブースに入れたがるんですよねー。 

 その後とある筋から聞いた話なんですが、出展してる病院は、自分のブースに学生を引き込んで、主催者があらかじめ学生に書かせておいた自己紹介の用紙を学生からもらうことによって何かいいことがあるようなのです。具体的には知りませんが、その数に応じて病院が主催者から何か得られるのかもしれません。研修に来て欲しいという純粋な気持ちで客引きならぬ学生引きをしているならともかく、もし裏で何らかの権益があって、それを得るために営業スマイルで近づいてきてるのだとしたら、あまり気持ちいいものではありませんね。


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村





2017年07月12日22:18引退
 うーん、だいぶ悩みましたが、部活を引退することにしました(´・ω・`) 5年生になってクリクラが始まってからというもの、クリクラが終わるのが普通の講義の時間より遅いので、部活に最初から参加できなくなってしまいました。私は怪我が怖いので他の人より念入りにストレッチをしてから毎回部活に臨んでいたので、そのストレッチやウォーミングアップが中途半端な状態でトップスピードでの練習に参加するのがどうしてもできず、練習に行っても見学するだけという日も多くなりました。私は幸いまだ大きな怪我をしたことがないのですが、社会人チームの人たちを見ているとアキレス腱切ったりとかしてて、自分も身体はもうおっさんなので他人事とは到底思えないのです。うちの部活は4年生までは強制ですがそれ以降は引退は自由なので、私もそろそろ潮時かなと思いました。夏の大会も近いのですが、今度の夏休みは病院見学も行きたいですしね。みんなと一緒に汗かいてしんどい練習をするっていうのも青春って感じで好きなんですけど、最近昔に比べてやけに運動能力が落ちた気がします。競技歴は自分の方が圧倒的に長いのについこないだ入部した新1年生にも負けてしまうことがしょっちゅう出てきました。はっきり言って、悲しいですぅ~( ;∀;) 今まで長期的には運動を欠かしたことがないのになんででしょう。もしやこれが加齢というものなのか??((+_+))
  
 最近おじさんずと議論を交わしていたんですが、ある競技で一定の競技歴をもつ1人の人間が、その競技を練習するとします。その人が十分なおっさんである場合は、週3回以上の練習では競技力の向上が認められる可能性は高いものの、週2回の練習ではプラトー、週1回の練習では競技力の向上は認められないとの結論に達しました。
   
 今の部活は週3回やってますからフルで参加すれば私でも競技力が向上する可能性は大いにあります。しかし現状では週に約1.5回ペースの参加ですから先ほどの私の理論ではむしろ競技力が低下していく計算になります。ということはこのままでは下手になっていく一方ですね。かといって自主練を加えたりして週3回以上も練習に精を出すといったような、そこまで部活に注ぎ込むエネルギーがあるのかといえば、残念ながら私にはありません…(+o+)

 これからはたまに顔を出してマネージャーの仕事を手伝ったり、事務的なことを手伝ったり、裏方の仕事を少しでもお手伝いしようっと(*´з`)


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年07月10日21:15Jさんへ②
 Jさん、こんにちは(^^)/ ご質問ありがとうございます。

 私は周りとなじめているかと言われれば、周りからはなじんでいるように思われていますが、実は私は心からなじめているとは言えません。しかしそれは年齢差のせいではなく、性格のせいが大きいです。私の学年は再受験が10人以上いますし、学士編入組もいて、しかも再受験生や多浪・多留の留年生など合わせると、年齢層はだいぶばらけていて、なじむには悪くない環境です。しかし私と年齢が近いから性格的に合うわけでもなく、年の差があっても性格が合わないわけでもありません。入学前は年齢が近いと友達になりやすいんじゃないかと思っていたのですが、再受験生の人って目的意識がはっきりしている人が多いというか、going my wayみたいな感じで、自分の世界をもち、大学内にとどまらない活動をしている人が多いので志向がそれぞれとあまり合わないんですよね。かといって仲が悪いというわけでもないので、たまに誰かが企画しておじさんおばさんたちで飲みに行ったりすることもあり、つかず離れずといった感じです。ちなみに他大学に学士編入で入った私の友人がいるのですが、その友人の大学は再受験生が少ないこともあって、孤独感を感じていると嘆いてました。

 今のJさんの悩みはよく分かります。私もこんなおっさんが20歳くらいのピチピチ集団の中でやっていけるだろうかと思ってました。しかし私の大学も2年生から専門に入ると急に勉強が大変になりまして、なじめるかどうかということで悩んでる場合じゃなくなってきたというのが正直なところです。くよくよ悩んでいるとマジで留年してしまうというくらいピリピリした生活を送らざるを得ませんでした。医学部受験も大変でしたが医学部の進級も大変でしたよ。

 さて、先ほど私は周りからはなじんでいると思われていると書きました。大学に行って同級生や知ってる先輩後輩に会えばたいがいみんな声をかけてくれますから。その理由はですね、今思えば、社会人のときの癖でもあったのですが、1年生のときに誰彼かまわず顔を知っている人にはこちらから挨拶をしていたからだと思います。その毎日の小さな習慣の積み重ねが今も続いています。あれから4年たちますがまだ毎日みんな一人一人と挨拶しますからね。冷静に考えると「んー、この子って笑顔で挨拶してくれるほど仲良かったっけ??」と思うこともありますが、習慣って怖いですねー(笑) 自慢するほどのことではありませんが、クラス全員と喋ったことのある人は私以外なかなかいないのではないでしょうか。飲みに行ったりしたことはなくても、大学に行けば必ず誰かがいるので出会ったときには他愛もない会話をして、別れます。それ以上の深い友人にはなりませんが、私はそれでいいと思っています。

 長くなりましたが、要するになじめるかどうかはあまり気にしなくていいんじゃないかということ(そのうち多分それ以上の心配事がでてくること(笑))、確かに再受験生が多い大学の方がなじみやすいとは思いますが、年齢差はあまり関係ないということ、なじむコツは人間関係が固まらない1年生のうちに知ってる人にはこちらから積極的に声をかけておくこと、ですかね。



にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年06月09日13:14違和感
 病院で実習していると私には違和感を感じることがちらほらあります。今は「患者様」と「ごめんなさい」に違和感を感じています。

 「患者様」というのは病院における患者さんに対しての呼称なのですが、どうもしっくりきません。店に買い物に来るお客さんのことをお客様と呼ぶのと同じかもしれませんが、それは店に来るお客さんが物を買ってくれてお金を払ってくれることからお客さんが転じてお客様になったものでしょう。
 そのような精神で、病院でも患者さんはお金を払ってくれる患者様だという風にとらえているとしたら、それはちょっと違うのではないでしょうか。確かに診察料は払っていただきますが、基本的には患者さんの方から病気を治してほしいと頼んでこられて、病院はそれに応じているわけで、患者さんが病院に病気を治しに来てやってるといわんばかりの認識は間違っていると思うのです。が、医療現場では案外そうでもないようです。重病でどうしても入院しないといけない患者さんに対して「入院して治療が必要です」と伝えても、入院は絶対に嫌だと言い張り、(事情をきちんと説明した後の判断はもうその人の人生なのでその人の自由だと私は思うのですが)医師の方が「いやいやそんなこと言わないでお願いですから入院してくださいよ~」などとしたてに出て、患者様は「仕方ないなぁ、でもこの日は〇〇があるから無理だぞー」などとおっしゃる。そんな場面を何度か目にしまして、わたくしは居たたまれなくなりました。

 また「ごめんなさい」というのは、注射とか痛みを伴う治療を行うに際して、医師や看護師が口癖のように言う言葉なのですが、「ちょっとごめんなさい今から〇〇させていただきますよー、あー痛いですよね、もうすぐ終わりますからねーごめんなさいねー」となどと何度も何度も「ごめんなさい」と言うのです。患者さんの痛みは理解したいと思いますが、治療の一環で行っていることに対してごめんなさいと謝る必要はないと思うのです。

 最近モンスターペイシャント(モンペ)が増殖しているような話を聞いたことがありますが、そりゃ~病院側がそんな姿勢だったらそうなりますわ。勘違い患者を生み出し、モンペへと昇格させてるのは病院自身な気がしますよ。んー、もしかして順序が逆でモンペが増殖してきたから病院がこんな対応になってしまったのかもしれませんが、いずれにしても医師は患者に対してもう少し毅然としていていいと私は思うのです。


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年06月05日21:30クリクラ⑤
 ブログを書く間隔がだいぶ空いてしまいました。いや~クリクラ生活はなかなか気疲れします(´Д⊂ヽ
 他の大学のクリクラがどんな感じか分かりませんが、うちの大学は無駄に拘束時間が長い気がします。家に帰っても自炊する気も起きず…コンビニ弁当を買ってきたりして、で、ちょっと勉強して、で、眠くなって寝てしまう。過去の社会人時代の生活を彷彿とさせます。あの頃も仕事が終わったらもうぐったりして、夜ご飯も食べずにそのまま寝てしまうこともあったなぁ…。日本人は真面目ですからそんな感じで毎日疲れながらも歯を食いしばって生きてる人が医者に限らずごまんといるんでしょうね。

 ここのところ厳しい科が連チャンで続いていたのでブログも更新できませんでした。先週、担当患者さんのオペに入ったのですが手術時間は9時間でした。術前の麻酔から始まって術後のいろいろを合わせたら10時間は軽く超えてました。ガウンを着てフェイスシールドみたいなのをつけて、脱水症になるんちゃうかと思うくらい暑かったですが、休憩もなく、自分自身が清潔となっているので動くこともままならず術野の端っこで棒のようにずーっと突っ立ってました。ちょっと油断すると手術の邪魔になったりオペ看さんに怒られますしね、ずっと緊張状態を保ったまま長時間動けない代償は、それが解放されたときに疲労として一挙に襲ってくるんですね。手術中は「自分がこの場にいる意味??」とかなり思いましたが、こういう体験も必要と思って耐えました((+_+))
  
 それでも病に苦しんでいる患者さんをみていると、五体満足でいられるのがどれだけ幸せなことかも痛感させられます。医学生たるもの、これしきのことで根をあげるわけにはいかないのですが、やっぱお医者さんって大変なお仕事ですわ。


 あ、一つ素朴な疑問が解決しました。「そんなに長い手術してて、お医者さんってトイレはどうするんだろ?」って昔から思ってましたが、実際に緊張状態を長く維持していると不思議と尿意等は生じませんでした!10時間でも。人のからだってよくできているというか、不思議なものですね。


 にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村



2017年05月06日20:00クリクラ④
 先日、ある先生から「飲み会するから明日空けといて」と言われました。いや~嬉しかったですねー。てっきり自分たちだけ特別にそういう会を開いてくれたのかと思いきや、後で聞いたらすべての班にそう声をかけてるそうですが(;^ω^)

 もちろん予定空けて(もともと入ってなかったけど)行ってきましたよー(^O^) 飲み会と言われましたが指定された店はなんと焼肉のお店。これまたテンションが上がりました! いや~お医者さんってイイ店よく知っておられますね。めちゃんこ美味しかったです。てか、焼肉なんて久しぶりに食べましたよー(ToT)
 え?千〇大の医学部の例の飲み会みたいに怪しげなムードにならなかったのかですって?安心してください。参加者が総勢約20名でした(先生方2,3名+私たちクリクラ生くらいの規模かと思っていましたが医局の若手の先生がゴロゴロ+研修医の先生方もゾロゾロ来られて大所帯となりました)が、♀は約1名のみでただのむさくるしい会でした(;'∀') まったくもって女子扱いしてもらえず…、違った意味で可哀そうな感じもしましたが。

 まぁむさくるしい会でしたがむさくるしいからこその2次会突入ですよ。我々学生は別にいいんですが、先生方は仕事帰りで疲れておられるでしょうに、しかも平日なのに2次会参加率100%です!
 2次会はバーみたいなところに連れていってもらいました。カクテルを右手に大人数で大富豪なんかしましたが、酒に弱いわたくしはもはや記憶があまり定かではありません。
 さらにその後は3次会突入ですよ。もはや日付も変わってます。この先生たちの体力は一体どうなってるんでしょうか(?_?) すべてのクリクラ班に対して行ってるわけですから、2週間に1回はそんな夜を過ごしてるということです。
 いくら費用がかかったのか私には知る由もありませんが、言えることは巷では給料が安いと言われている大学病院の先生方もこのようなレベルで遊ぶくらいには困らないということです。私もいちおー社会人経験者ですが、こういうのはなかったですねー(体力的に、お金的に、時刻的に)。これ以上給料もらってるといわれる民間病院の先生方って一体どれだけなんだよと思います。







にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年05月04日14:17GW2017
 GWも早いもので前半が終わりました。とてもいい天気が続いていて、外に出て何かしないともったいないと思うくらいです。
 GWは部活の大会があったのですが、今年はわがままを言って不参加とさせてもらいました。MECだかの「医師へのロードマップ」なるものを見ましたらそれぞれの学年のイベントが書かれてあり、「医学部4年生はオスキー、CBT、部活引退(!?)」とありました。やっぱ5年生にもなって必死に部活してる場合じゃないのかもなーと焦りを感じてしまい、実家に帰ってしっかり勉強しようと思ったからです。若者たちでも部活引退してるくらいなんだから再受験生のおじさんたちはなおさらそうすべきだなとも思いました。
 しかし実家に帰って勉強するという目論みは早くも大失敗に終わっています。よくよく考えれば実家に帰って家族や可愛いわんちゃんたちに囲まれれば勉強なんてやるわけないです…(;´д`)トホホ 部活の大会までキャンセルしてきたのに、蓋を空けてみればただのぐーたら生活ですよ。
 こんなぐーたら生活を送るくらいなら昔の友達と遊びまくるか!と仕切り直しましたが、GW中に急に電話しても友達ももういい歳ですから家庭のこととかあって予定が合いません(T_T) それどころか部活の大会の様子がラインで流れてきたりして部員たちの充実した顔を見ると「あ、やっぱ部活行けばよかった( ゚Д゚)」ですよ。可愛いわんちゃんたちがいてくれるとはいえ、やっぱ独りぼっちで休日を過ごすのは寂しいものですねぇ(しみじみ)。私は今回、体を休めたいとばかりに楽な道を選んでしまいましたが、楽な道が決して幸せな道ではないことを実感した次第です。みんなと一緒に頑張ってる方が身体はしんどくても心は健康でいれるのでしょうね。

 そして結局自分が出した結論は、予定を切り上げて自分のアパートに戻る!です(笑)。GWのさなかですが明日の朝帰ります。そして土曜日の部活には顔を出していっぱい汗かいてみんなと一緒にご飯行って思いっきり笑おうっと(^O^)/。最後はいい歳したおじさんが書くような文章ではない気もしますが許してやってください(笑) 


 

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年04月27日22:01クリクラ③
 クリクラでは大学病院や市中病院の臨床医とお話する機会があります。しかし必ずしも気楽に話しできる感じではありません。それらすべてがクリクラの成績評価の一部となるため私たち学生は意見を自由に言える雰囲気ではないんですね。何年か前の先輩がこういう場で自分の意見を自由に述べていたら担当の先生の機嫌を損ねてしまい、大学の教育担当の教授から呼び出されて厳重注意を受けたと聞きました。そうなるともはや「触らぬ神に祟りなし」状態です。ちょっと風変わりな先生だと何が地雷かもわからないので無難な受け答えしかできないのですが、そういった人に限ってそういった模範回答的な答えでは満足しないらしく、途中からただのお説教に変わります(笑) 
 
「君たちおとなしいねぇ。自分からアウトプットしなきゃ患者さんと向き合えないよ。」 
「そう答えろって教科書にでも書いてあったのぉ?現場でそんなんじゃやっていけないよー。」
「君たちの世代はこんな感じで生きてきたのかー。」などなど。そして
「あのね、医者っていうのはね、〇〇できることがまず一番大事なんだよ。」と言われます。 
まぁ全く学ぶところがないとまでは言いませんが、先生によって言うことがまちまちなので、すべてをうのみにしていたらこちらもやっていけません。 
 またお話といっても10分くらいで終わるようなものではなく、クリクラの時間割の枠の中で2時間とかとってあるので、普通に講義を聞くよりはるかに疲れます。大人数の講義だったら自習したり寝れたりできますからね。私なんか興味がなければ途中から聞くふりだけして他のことを考えたりしていますが、若い医学生は素直で真面目です。何か質問はないかと聞かれればなんとかひねり出して質問をし、その質問に対して揚げ足を取られればすみませんと謝り、先生のとりとめのない話に何度も真摯にうなずき、私からみれば理不尽なことを言われても決して言い返すことなくひたすら耐えております。私は医学生の素直で純粋なところまた立場の弱いところにつけこんで、偉そうに話をする医者たちを軽く軽蔑すらしています(-“-)。 

 なお、1つの記事として紹介するためにこのような書き方をしていますが、今のところクリクラで出会った医師は優しくて面白い先生の方が圧倒的に多くて、こういった輩は一部のみであることは付け加えておきます。

 


にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

2017年04月21日15:54クリクラ②
 クリクラで病院内をうろうろ歩くことが多くなりました。病棟に行ったり外来に行ったり医局に行ったり。そして改めて大変なお仕事だなーと思う方々によく出会います。それは医局の前の廊下でずらりと立っておられるMRの方々です。自社の薬を売り込むためだと思うのですが、お目当ての診療科の教授あたりが廊下に出てくるのをひたすら廊下で待っておられるのです。個人的には、別にやましいことをしてるわけじゃないのですから「何日の何時に伺います」とアポを取ってから行けばいいのではないかと思うのですが、そこはなかなかそうはいかないようですね。何時くらいに病院に来られてるのかよく知りませんが、とりあえずふと気づいたら立っておられて、少なくともクリクラ生が帰宅するくらいの時間帯まではずっと立って待っておられます。ちょっと聞いたところでは、それだけずっと待ってても会えないこともあるし、会えたとしても時間を取って話を聞いてもらえるわけでもないようです。そこまでしての営業活動ってなんかすごい・・・。逆に言えばそこまでしてもなお、利益が見込めるということでしょうか。確かに大学病院全体で使う薬の量は相当多いので、薬が採用されることはすごい売り上げになりそうではあります。

 それにしてもそのずらりと並んでいるスーツ姿の方々の横を通り過ぎるときは少々萎縮せざるを得ないような空気が流れます。私たち学生に対しても丁寧にお辞儀をしてご挨拶して下さるのです。私は「本当に本当にお疲れ様です」と心の中でつぶやきながら会釈して通り過ぎております。

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村