2016年10月05日21:00地域枠①
 医学部入試に「地域枠」が導入されてからもうすぐ10年になりますね。地域枠は導入するときに10年と期限を決めて導入されているので、私の大学では正確には2009年に導入されていることを考えると2018年入試で一旦終了することになります。ただ、10年間では卒業生も4年分しか輩出していないので、効果があったのかどうか判断できないので2019年度以降の入試でどうするか(廃止するか延長するか人数を減らすかなど)は現時点ではまだ分からないそうです。個人的には、今年宮城県には東北医科薬科大学もできたし、来年度には千葉県にもまた医学部ができるようなので長い目で見ればもう十分な気がしますが。

 さて私の大学の地域枠なのですが、地域枠の制度ができたばかりで県と大学が混乱してるのも分かるのですが微妙にころころと改正に改正が行われているらしく、入学時の約束より少し縛りが緩くなったり、逆にきつくなったりしてる部分もあるようです。緩くなる分にはあまり問題ないと思うのですがきつくなるのは後出しじゃんけん感があってちょっとかわいそうな気もします。緩くなるのは、例えば「初期研修は県外に出てもよい」とか「義務年限は専門医を他県で取った後に履行してもよい」とか「義務年限の間も留学することを認めて義務年限を先延ばしにできる」とかみたいです。 きつくなるのは「診療科が自由に選べなくなる」とのことでした。詳しくは知りませんが産婦人科とか精神科とか特に医師が不足している診療科を選ぶように言われているとのことで、卒業生の中にはすでに地域枠生に与えられる奨学金を一括返済して自由の身を手に入れている人が何人もいるようです。
 んー、私は双方(県と卒業生)の思いが分かる気がします。県としては医師不足を解消したいので苦渋の判断で地域枠の学生にそういう道をすすんでもらい、県の医師不足を解消したいという思い。卒業生としては地域に貢献する気持ちは十分もっているのだけれども、自分のやりたい科が県が提示する選択肢の中になかった場合、あまりやりたくない科を選ぶくらいなら奨学金を返してでも自分のやりたい科に進みたいという思い。
 今6年生で地域枠で入学された先輩がおられるのですが、かなり悩んでおられるみたいです。10年という単位は地域枠という入試制度自体を見直すちょうど良い頃合いなのかもしれませんね。



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