2016年05月29日13:23医学部あるある①
4年生では臨床医学を学んでいます。他の大学もだと思いますが、病院の医局の先生がかわりばんこに授業を担当されます。忙しい中、診療の合間をぬって来て下さっているのがそのあわただしさを見ていてよく分かります。レジュメの印刷が間に合わなかったとか、授業中に院内用のPHSが鳴るとか、しょっちゅうですしね。そんな中で一生懸命授業をして下さっている先生を見ると同性であっても胸キュンしちゃいます(笑)
 一方、授業をぶっちする先生もたまにいます。理由は急患が入ったからだと思っていますが、理由までは明かされないこともあるのでよく分かりません。そういうときは学生は講義室で待ちぼうけして、さすがに授業が始まって10分もして誰も来ないとおかしいので、「あれ?先生来ないな。」と思って誰かが講義室から学生課に電話します。するとたいてい学生課も分からないというので、学生課の人に病院に電話をしてもらって確認してもらいます。すると突然「今日は休講です。補講の日程は後ほど連絡します。」と返事が返ってきます。補講と言ってもそもそも時間割はフルコマですから入れるところがないので、試験前になるか、あるいは放課後に補講となります( ;∀;) しかし急に放課後に授業を入れられると多くの学生は困ります。だって部活もあるしバイトもあるし、まったく暇な人の方が少ないのではないでしょうか。たかがバイトと思われるかもしれませんが、お金をもらっているし、シフトに入る約束をしている以上、ドタキャンはよろしくないでしょう。
 医学部の教授会で何か学生を厳しく指導しようという取り決めがあるのでしょうか、私たちは1年生の時には授業のたびに「授業には遅刻するな。遅刻する奴は医師として失格だ。」と怒られ、教授の機嫌が悪いと「やる気ないなら医学部やめろ。明日から来なくていい。」などと厳しい言葉を頂戴します。そのせいもあって、また、出席を取られるので授業の出席率、無遅刻率の高さはすごいですよ。たまに外部から来る先生がびっくりするくらいですから。 

 さて、先ほどの授業をぶっちした先生は当然ですが医師です。私たちは医師は遅刻なんてしないと教わりましたが、先輩医師は遅刻もするし、まして無断欠勤もしてます。教授はその人に医師をやめろと言うでしょうか。いや、言ってないみたいですねぇ。正直なところ、学生たちは結構冷めた目でそういうことを見ています。何を言ったってどうせ何も変わらないので特にぶっちに対して反抗的な言葉も出さず、淡々と事後処理を進めます。医学生100人×90分の放課後の時間がなくなるわけですから、本当はすごい損失だと思いますけどね。急患が入るのは仕方がないので、せめて学生課に一報を入れてほしいわけです。緊急時には一斉メール送信というシステムがあるので、休講ということになったらすぐに学生課が学生たちにその旨を一斉メール送信すれば少なくとも、講義室で待ちぼうけをくらうということはなくなります。

 授業をぶっちされる先生方へ。あなたたちには医師としての技量はあるかもしれませんが、社会人として何か欠けてると思いませんか? 

 

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

コメントする

名前
 
  絵文字