2020年12月22日19:06貯金
 医者は金貯まるでしょ?とよく言われます。
 友人がツイッターで「医者ってすごい、勤務たった数ヶ月で貯金100万いったぜ!」と呟いてましたが、それホンマか?というのが本音です。
 私は正直、周りに思われているほど貯金は貯まっていません。給料偏差値は研修医の全国平均よりは60を超えるんじゃないかという病院に勤めていながらです。飲酒はたまにしますが、たばこは吸いませんしギャンブルもしません。

 今回はこの謎を解き明かしました!
前提として、生活レベルは学生時代よりわずかに向上した程度と思っています。外食が多少増えたかなぁくらいです。というのも給料もらい始めてもなお、極貧の医学生生活を6年も送っておりますとなかなかその感覚から抜け出せないんですね。コスパ的には時間の無駄なんじゃないかとも思いつつ買い物の時には時間をかけて財布からポイントカード律儀に出してますしね笑 

 それでは参ります。
 私の給料は当直代など含めて手取りで50万ほどあります。総額ではなく手取りですので研修医にしては結構もらってるのではないでしょうか。引かれる税金が前年度より格段に増えているので手取りはぶっちゃけ1年目の時とあまり変わりません。それでも50万あれば貯金は十分貯まるのではないかと思われますよね…。
 支出:①車のローン。研修医なりたてで中古で250万くらいの車をローンで買ったのでこれが月14万ほどあります。②学生時代に借りていた日本学生支援機構の奨学金の返済。私の場合、医学生のときのみならず1回目の大学と大学院時代も借りていたので1種2種合わせて3回も借りていたので返済額も大きくなり5万ほど。③食事代。計算するとこれがなかなかイってます。学生時代と違い、外食行ったときだけはちょっと贅沢してもいいだろうと自分にご褒美をあげたくなるので値段はあまり気にせず頼みます。後輩とか連れて行くと単純に2倍。飲みに行くとこれまた高い。トータル月7,8万かかってます。④固定費。家賃・ケータイ・ネット・光熱費・NHK・美容室・車維持費・スポーツクラブの月謝などで10万ほど。
 ①~④を合計すると35万以上は必ず出て行っていた計算になります。想像以上に使ってしまっていました。それでもここで収まれば理論上15万ほど残るのですが、さらに想定外の出費や遊行費が加わる月もあり、そのときは残が少ない、場合によってはマイナスということもありえます。すると平均10万くらい残ればいいでしょうか。そのように想定しますと、研修医20ヶ月分(200万)+α(ボーナスなど)で私の今の貯金額とまさにチャキーンと一致します。

 ここまで明らかになった上で、もし貯金増やそうと思うなら、車を買い換えるべきではなかった(そりゃそうか笑)。しかしそれはもう取り消せないので、食事代はホント私の人生の数少ない愉しみなので減らすのは許して欲しい、スポーツはストレス発散・健康のためにも必要不可欠…、などと考えていくと、そんなに大型出費の案件というのはないので、今後の対策としてはケータイをドコモからアハモに変える、エアコンをつけっぱなしにしない、買い物は楽天でポイントを貯める、家計簿アプリを使って無駄を日々チェックする…などといった涙ぐましい努力が必要となります。やっぱ少しでも外食を控えるか…。

 東京など都会の方の手取りが月20万円台の研修医たちは、私みたいに車のローンはないにしても家賃も高いし恐らく贅沢とはかけ離れた生活を強いられているのではないかと想像します。



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