2018年04月25日02:08小雨 に煙る大学で
 今日は小雨模様の天気でした。
 その雨の中で傘もささずに重たそうな荷物を両脇に抱えて大学病院の方に歩いている人を見かけました。私は業者の方か患者さんかなと思いましたが、もはやそんなことはどうでもよく、純粋にこれはお手伝いしてあげなければと思い、声をかけました。
「お手伝いしましょう!」
 すると「ありがとう!助かるよ。じゃあこっちの方持って。」と意外にラフな返答が( ・_・;) まあよいと思い、2人で病院の中のある部屋まで持って行きました。これは業者の方とかじゃなくて病院関係者でしたな、…などと軽く勘ぐっていると藪から棒に「もうあれから5年もたつね。」と言ってこられました。


 は???


 その人の顔をよく見ると見たことのあるようなないような…。しかし相手は私を知ってるのに私は相手を知らないというのは失礼(しかもお世話になった先生かもしれないのでなおさら)だと思い、なかなか困難なことでしたが知ったかぶり作戦を密かに実行しました。
「そ、そうですね。早いですね~(汗)」
「もう6年生だもんね。」
「そ、そうなんですよ。もう6年生なんですよ~(汗)」
そうやって2,3回の無難なやりとりを続けた結果、やっと個人特定に繋がる会話が向こうからぶっ込んできました。
「入試のとき君はしっかり受け答えしてたもんなぁ。」
「(なにぃ!?入試だぁ?)ぇえ~、覚えてくれてるんですか!?」
「そうだよー。」
 何が何だか分からない時間が体感で10秒ほどありましたが、恐らく入試のときの面接官だったのではないかとの仮説を導き出しました。
 しかしもしそうだとしたら相手方の記憶力がすごすぎるぞ…。
 その後は「ははは…(汗)」とどん引き混じりの乾いた笑いで返すのがやっとでした。

 しかし面接官にせよ誰にせよ5年前の入試のときに何らかの形で出会った私を本当に覚えておられたのか?面接官だとしたら5年前から数えるともう数百人面接してるんじゃないのか?その中の一人をいまだに覚えてるってありえるか??いや、医学的にはエピソード記憶の方が忘れにくいから、もしかしたら私は強烈に印象に残る受験生だったのかもしれないな。もしかしたらではなく確かにそこそこ異色ではあるけどな(笑)


  後になってなんだかじわじわと嬉しくなってきました。医学部に受かるならどこでもいいやと結構適当に決めた縁もゆかりもないこの大学に、愛着心のような気持ちまでも芽生えてきました。誰かが昔の自分のことを覚えてくれてるというだけでこんな気持ちになるなんて、人間の心は意外な単純性を兼ね備えているのかもしれませんわ。




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