2016年03月21日19:30医学部後期試験合格発表
今日で国公立大学の後期試験の合格発表が出そろったようですね。近年後期日程の縮小・廃止が進んでいますが医学部も例外ではなく、現在後期試験を実施している医学部は全国公立大学医学部の約半数となっています。私も医学部の後期試験を受けたほろ苦い経験があります。後期試験の特徴はセンター試験の点数の比率が高くて、2次試験は数学や理科といった学力をはかる試験ではなくて小論文と面接のみといったところが多く、私はセンター試験の点数がそこまで高いわけでもなかったので、わらにもすがる気持ちで出願しました。足切りはなんとか逃れましたが逆にそれが医学部受験において最後の最後まで精神的に追い詰められられることとなりました。合格か不合格かで次年度の生活がまるで変わるわけですから、その合格発表がこの時期まで引っ張られると次年度の生活の準備もできません。せめてもう少し早く結果を出してあげてほしいなと思います。私は出願の段階で足切りされていた方が気持ちが楽だったかもしれません。
ところで後期試験ではセンターの比率が非常に高い大学があるのですが、そういった大学では仮に2次試験で満点をとったとしても受かる見込みがない受験生もいて、その受験生たちも試験を受けに行きます。それは合格の可能性が1%に満たなくても最後まで諦めないという気持ちからかもしれませんし、もう気持ちを切り替えて次の年の受験のための面接の練習と割り切っているからかもしれません。先ほどの考えと同様なのですが、2次試験で満点を取っても合格点に達しないと思われる受験生は出願の段階で足切りを発動させてあげた方がよいのではないかなと個人的には思います。
また、面接に関しては教授の一人がおっしゃっていましたがたかが10分程度の面接でその人の人格などを見抜くことができるとは思っていないとのことで、点数化することに少し違和感を感じるとのことでした。あくまで1人の意見ではありますが。ただ受験生はまさに命を削って1年間を受験勉強に捧げてきているわけですから、面接も圧迫面接や上から目線の面接は辞めてほしいです。私は今でも覚えていますが、その後期試験の面接で「君は将来何科の医者になりたいの?」と聞かれて「総合診療科の医師を目指しています。」と答えたら、「総合診療医にこだわらなくっていいんだよ!」と怒鳴られてしまって、訳が分かりませんでした。強く言い返したかったですが、こちらは選んでいただく弱い立場。悪い点数をつけられる可能性もあって反論できませんでした。後から考えても怒鳴られた理由は分かりませんが、恐らく医学部の面接対策で、そのような質問が来た場合、今医師不足で特に困っている「小児科」や「産婦人科」、あるいは将来需要が多く見込まれる「総合診療医」と答えた方が受けがよいということで、口先だけそう答えてるものと勘違いされたのではないかとの結論に達しました。その結論が正しいかどうか分かりませんが、受験生がそう答えているのだから面接官も素直に受け止めて欲しかったです。結局私はその大学は不合格で成績開示をしたら面接点がかなり低かったのですが、さきほどの受け答えの印象が悪かったのかなとしか思えず、納得のいかないものでした。
今の大学を受験した時の面接官はとても優しくてこんなお医者さんになりたいなと思わせてくれるような方でした。「社会人を経験して医師になっている人も多くいるから大丈夫ですよ。」と再受験生だった私に面接の場で優しく応援の言葉まで下さいました。合格後の成績開示では合計点しか書いてなかったので面接点が何点だったのか分かりませんでしたが、学力試験の出来から各教科が何点くらいか自己採点して面接点を推定すると、比較的高い点数がつけられていたようです。私は自分に高い評価をつけてくれた今の大学に感謝していますし、今の大学で良かったと思っています。逆に、面接で自分に低い評価をつけた大学には行かなくてよかったと思っています。
面接の方針は大学によって異なるでしょうけれど、せめて面接官によってつける点数がほぼ変わらないような公平な面接を、そして受験生に対して面接官も礼儀正しく真摯な態度で向き合うことを大学には望みます。
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ところで後期試験ではセンターの比率が非常に高い大学があるのですが、そういった大学では仮に2次試験で満点をとったとしても受かる見込みがない受験生もいて、その受験生たちも試験を受けに行きます。それは合格の可能性が1%に満たなくても最後まで諦めないという気持ちからかもしれませんし、もう気持ちを切り替えて次の年の受験のための面接の練習と割り切っているからかもしれません。先ほどの考えと同様なのですが、2次試験で満点を取っても合格点に達しないと思われる受験生は出願の段階で足切りを発動させてあげた方がよいのではないかなと個人的には思います。
また、面接に関しては教授の一人がおっしゃっていましたがたかが10分程度の面接でその人の人格などを見抜くことができるとは思っていないとのことで、点数化することに少し違和感を感じるとのことでした。あくまで1人の意見ではありますが。ただ受験生はまさに命を削って1年間を受験勉強に捧げてきているわけですから、面接も圧迫面接や上から目線の面接は辞めてほしいです。私は今でも覚えていますが、その後期試験の面接で「君は将来何科の医者になりたいの?」と聞かれて「総合診療科の医師を目指しています。」と答えたら、「総合診療医にこだわらなくっていいんだよ!」と怒鳴られてしまって、訳が分かりませんでした。強く言い返したかったですが、こちらは選んでいただく弱い立場。悪い点数をつけられる可能性もあって反論できませんでした。後から考えても怒鳴られた理由は分かりませんが、恐らく医学部の面接対策で、そのような質問が来た場合、今医師不足で特に困っている「小児科」や「産婦人科」、あるいは将来需要が多く見込まれる「総合診療医」と答えた方が受けがよいということで、口先だけそう答えてるものと勘違いされたのではないかとの結論に達しました。その結論が正しいかどうか分かりませんが、受験生がそう答えているのだから面接官も素直に受け止めて欲しかったです。結局私はその大学は不合格で成績開示をしたら面接点がかなり低かったのですが、さきほどの受け答えの印象が悪かったのかなとしか思えず、納得のいかないものでした。
今の大学を受験した時の面接官はとても優しくてこんなお医者さんになりたいなと思わせてくれるような方でした。「社会人を経験して医師になっている人も多くいるから大丈夫ですよ。」と再受験生だった私に面接の場で優しく応援の言葉まで下さいました。合格後の成績開示では合計点しか書いてなかったので面接点が何点だったのか分かりませんでしたが、学力試験の出来から各教科が何点くらいか自己採点して面接点を推定すると、比較的高い点数がつけられていたようです。私は自分に高い評価をつけてくれた今の大学に感謝していますし、今の大学で良かったと思っています。逆に、面接で自分に低い評価をつけた大学には行かなくてよかったと思っています。
面接の方針は大学によって異なるでしょうけれど、せめて面接官によってつける点数がほぼ変わらないような公平な面接を、そして受験生に対して面接官も礼儀正しく真摯な態度で向き合うことを大学には望みます。
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