2021年05月

2021年05月08日11:55ストレス源
 ストレスがたまる当院の問題点。
1.タイムスケジュールがずぼらすぎる
2.いまだに院内ではポケベルの使用が主流
3.電子カルテが使いづらい
4.4年目5年目といった年次の近い先輩医師がいない

1.朝のミーティングが毎日始業後の8時50分に設定されている(本来は恐らく5分程度でさっさと済ませて9時からの外来に備える)のですが、まず時間通りに始まりません。時間通りに行ってもちょろっとしか人が集まっていないので、時間がもったいないとそれじゃもう2,3分後に来ようかとなります。その後ぽつぽつと人が集まり始めますが、みんな待つのは嫌なのでなるべく人が集まってから来るようになってますが、これが悪循環の始まりですね。人がいない→後で来る→そんな人ばかりなのでまだ集まってない→もっと後で来る…。院長も来る時間が気まぐれなので、ここはやはり時間を守るという姿勢を院長からしっかり見せて欲しいところです。ミーティング開始が遅れても特に進行が早まることもありません。はっきり言ってしょーもない話が続き、だらだらと長くなります。時には10時近くまで長引くときもありまして、もう外来の待合室は一体どうなっているのかと。私は新任者ですのであまり波風立てずおとなしくしときたいのですが、我慢ができずにあるとき「患者さんが待ってるので…」と抜けようとしましたら、な・なんと「待たせとけばいいですよ」との返答が!このしょーもないミーティングに居なさいと。はぁ?それはあかんでしょ~。基本的には患者さんファーストであるべきだと思いますし、日常的に約束の時間を守れないなら病院の信用問題にも関わってきます。結局朝のミーティングがその日のスケジュール崩壊の発端となります。外来診察開始も終了も遅れ、お昼休憩がなくなって時にはお昼ご飯も食べそびれ、精神的にも余裕がなくなっていきます。カンファなんかも長引いて予定時間をオーバーすることが多く、スケジュールなんてあってないようなものです。本来そんなに忙しい病院ではないはずですが、実際には朝のミーティング以降ずっと慌ただしく動かざるを得ません。俺はなんでいつもこんなに時間に追われ続けているんだろうと思いながら働いています。私は特に典型的なA型人間ですのできちんとスケジュール通り動きたい派なんですよね。
 
2.なんとこの令和の時代、ポケベルが現役です笑 私が大学生の時始めて持った通信機器でもPHSなので、ポケベルなんておっさんの私でも使ったことないですね~。なぜ病院のスタッフが普通はそれぞれピッチを持っているかというと、いつでもすぐに連絡を取る必要があるからですよね。しかしポケベルはそうは行きません。確かにいつ鳴らしてもいいのですが、ポケベルは固定電話からしかかけれないのでまずは固定電話のある最寄りの場所まで行かなくてはいけません。ポケベルで相手を呼び出すと相手がその固定電話まで折り返しかけてくれますが、私はすぐに話をしたいんですよ。1,2分その場で相手がかけ直してくれるのを待っていないといけないし、ストレスフルです。若い世代は(というか私も含めて大抵の人は)全員ピッチにして欲しいと思っているはずですが、当院はおじいちゃん世代のドクターが非常に多いんですね。70代はゴロゴロいますし、80代もいます笑。その方は滑舌も悪くなっていてカンファでももはや何を言っているのか分からんレベルですが。そんなおじいちゃん世代は新しい機器の導入に対して腰が重いようです。んで昭和世代なので医者が医療従事者のピラミッドの頂点に立っているかのような(医者の中でも年数が上の方が神様のような)ヒエラルキーがありまして、他業種の人が意見を言えるような雰囲気ではありません。3年目の私でさえコメディカルのスタッフからかなり気を遣われまくっています。あ~、初期研修医時代の、看護師さんとふざけ合ってたあの頃が既に懐かしいなあ。てかポケベルサービス自体早く廃止にならんかな、ならんわな~(T-T)。

3.そろそろ記事が長くなってきたのでさらっといきます。これは慣れるしかないんですが医局に先生方が座ってることあまりないんで、すぐ近くに教えてくれる人もいないんですよ。たまに先輩を捕まえて尋ねますけど先輩方もその場しのぎでやってるようで、先輩でも分からないこと多しです。病院内でこれを使いこなせているドクターはいないんでしょうね。どうしてものときはポケベルで事務員さんをわざわざ呼びつけてお願いしますが、それでも分からないこともありますからね。カルテの使い方が解決できないまま業務をおこなっていくこともストレスフルです。

4.この観点から言えば大学病院などスタッフが豊富な病院が良かったかもしれません。ただし当県は精神科の専攻医自体が、県全体でもそれぞれの年でほんの数人しかいません。まぁ科によっては県全体でその年はゼロということもありますからまだマシかもしれません。そりゃこんなペースでは医師不足は改善せんよなぁ。


 こんな感じです。今回は毒を吐くだけの記事になってしまいましたが、今後はもう少し建設的なものを用意して行けたらと思います。