2019年08月
2019年08月31日23:12産業医講習①
先週の土日月と自治医科大学まで行って産業医の講習会に出席してきました。
医師会などが主催している産業医学に関する単位を50単位かき集めると産業医の資格が申請できるということで、資格を取ろうとしてる医師の方々も多いと思います。講義の最初に先生が言ってましたが、年間2000人以上産業医が誕生してるそうです。私も産業医の資格が欲しいと思い、集中講義が行われている自治医科大学に行ってきたわけです。今回はそのレポートです。
まず自治医科大学は敷地がめちゃくちゃ広くて建物がいちいちすごすぎます!重厚な講堂とか、何のビルか知りませんがバブル期の象徴のような形の高層ビルとか、普通の一単科大学が持てる施設じゃないですよ。実習室も使わせてもらったのですが、古くさい机と何十年前の器具使ってんねんっていうおんぼろ国立大学とは違い、めちゃくちゃきれいで広々してました。
さて肝心の産業医の講習ですが、
・スケジュール上休み時間なし
・朝8時50分から夕方18時半までほぼずっと座りっぱなし
・パソコンやタブレットは当然使用禁止
・遅刻や早退も認められない
という地獄(?)の3日間でした。まぁホントに産業医学に興味のある方にとっては至福の3日間であったことと思いますが、全体を見渡していた限りそういう人はごく少数だったようです(..;) なお、スマホまではあまり注意を受けていなかったようですが、自治医科大学の講義室はスマホの電波が今どきまったくよろしくありません。こっそりネットでもしようと思っても物理的に不可能なのです笑
なので、大半の受講生にとって地獄のような3日間であったこととと思いますが、それにしてもという、そこそこ寛大な私の目にも余る光景がありました。
それは1日の最終講義が終わる5分前にはそわそわし始め片付けの音でカタカタ音がすることから始まります。そして終了1分前にはなんと先に抜け出す者も出てくるのです。授業の最中に授業をこっそり抜け出すって、あんたら中学生か!いや中学生でもそんなことしないぞ~。確かにもうすぐ授業が終わるとはいえ、それはさすがにまだ一生懸命講義してる先生に対して失礼かと。この講義を受けているのは全員医者のはずですが医者といってもただの自己中人間なんですな~。しかしなぜそんなに1分1秒を争うのか。確固たる理由は分かりませんがとにかくこの地獄から早く抜け出したいという気持ちに加えて、1日の最後にもらえる単位認定のシールが先着順なんですね。その列に並びたくないのでしょう。列と言っても数分で解消するレベルなんですけどね。
さて集中講義だと1日7~9単位もらえたので3日間の出席でぴったり25単位でした。つまり残り半分の25単位を再び自治医科大学に行って取ってこなくてはなりません。講義の中で言われたことは「まぁこの受講生の中で実際に産業医として働くのは1割くらいですけどね笑」でした。もし産業医の資格を欲しいという方がいらっしゃいましたら、貴重な休みを6日間も潰して修行僧のような時間を過ごしてでも欲しい資格なのか今一度考え直してみてもいいかもしれません。