2017年12月

2017年12月29日18:21よいお年を
 医学生になって5回目の冬休みを迎えました。

 もう5年も戦ってきたのかぁとしみじみ思います。

 振り返ってみれば5年生が一番楽勝でした(まだ終わってないけど笑)。

 クリクラのレポート作成も大変ですが、それ以上に1年間テストがないというのは精神衛生上よろしいことですね。


 さて私はすでにかれこれ10カ所以上、初期研修の病院見学に行ったのですが、めぼしい病院をいくつかに絞りましたので、今後はマッチングのためにそのいくつかの病院の中で順位をつけていかなくちゃです。いや~、このお見合いみたいなシステム、非常に迷いますね。超絶美人からかわいい系までずらりと並んでいる女性陣を目の前にして自分が結婚したい順に順位をつけていくような感覚です。こっちの美人もいいな、あっちのかわいこちゃんもいいな、いやここは顔ではなく性格のいいあの子もいいな、などと垂涎しております。しかしあんまり欲張りすぎるとそこは弱肉強食の世界。人気病院はやっぱり倍率が高いので私みたいなおっさんはあえてちょっと年食ったおばちゃんあたりを狙うのがベターなのか…(;。;) うおおー、いよいよ漢を見せる時がきたようだぜ~。

 …てなわけで私は妄想を膨らませながら新年を迎えそうです。



 それではよいお年を(^_^)/




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2017年12月17日16:38相談
 先日、このサイトを通して医学部再受験を考えておられる方から相談があり、初めてスカイプで小一時間ほど直接お話しました。将来を見据えて進路変更のようです。

 真剣に将来を考えている人の相談にのるのは私にとっても良い刺激となり嬉しいことでした。また例年だと今の時期は後期のテスト勉強をそろそろ始めないといけない時期で、他人の心配をしている場合じゃないのですが、今年度に限ってはテストがありませんので、時間的な余裕が少しありました。

 話を聞いてみるとなかなか面白い方で、さすが直接スカイプをしてくるくらいのことはあるなと思いました。ただ今後の医学部受験のことを色々聞かれたのですが、私は医学部受験からはもう5年も遠ざかっていまして、あまりご期待に沿えない気がしました。当時定番だった問題集も変わっているかもしれません。私が受験した年はまだゆとり世代でしたが、今は新課程に変わっていますしね。

 医学部合格までには王道はなく、決して甘い道のりではありませんが、地域枠も暫定的に2年間延長することが決まったようですので、来年度も定員は今とあまり変わらず多いままで、医学部受験にだけ注目すれば狙い時だとは思います。

 長期的にみればどうなんでしょうね。日本の人口減少は間違いなく加速していきますし、AIも進化し続けます。このまま医師の数が相対的に多くなっていったら、そう遠くない将来には医師過剰時代となるかもしれません。でもそれは他の職種にとっても同じこと。医師はどちらかというとまだAIに置き換わられにくい方ではないでしょうか。


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2017年12月04日21:41過労
 ある中堅クラスの医師が「私はここんとこ平均300時間くらい残業してる」とおっしゃっていました。
 本来は1日8時間労働×週5日×4週で160時間ちょいが残業なしの場合の労働時間です。この医師は460時間労働しているので、土日も出勤したとして逆算すると1日□時間×週7日×4週=460より□≒16.43時間となります。朝6時に出勤したとして、かつ昼休みなしで22時半くらいまで毎日ぶっ続けで仕事をされていることになります。やばくないすか?ここ最近で休んだのは葬式のとき2日だけだそうです。そんなことって…ありえそうな話ではあったんですが、実際にあるもんですねー。自分なら発狂してそうです。その先生いわく「過労死レベルって言われてる月100時間の残業時間なんか私からすればなんともないねー。」とのことですが、それはさておき、そういう人が日本に少なからずいるとするならば私には異常にしか映りません。

 私の社会人のときの労働もしんどかったので、どんな生活だったか思い出してみました。朝始発の電車に乗って職場に着くのが朝6時半。それから夜は繁忙期以外は20時くらいには出社できましたが、土曜も半日ほどたまった仕事をしに行き、日曜日もイベントでなんだかんだつぶれました。そこで私の場合は土曜日と日曜日を合わせて平日1日とみなし、週6日勤務として仕事時間を計算すると、1日13.5時間×週6日×4週間=324時間。法定労働時間の160時間を引くと残業時間は164時間。いやー、あの生活を今やれと言われたらいくら仕事といえども尻込みしますね。やっぱ残業100時間越えは普通にしんどいと思います。
 先日、岐阜市民病院が残業の上限を150時間に設定するというニュースを見ましたが(→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171121-00005430-gifuweb-l21)、神経をすり減らす医師の仕事としてはどうかなと思いますね。こういうのが人為的なミスを誘発し、結局は患者さんが被害を被ることになりそうな気がします。

 かといって医師が足りないのことも分かっているので解決策はないか色々調べました。すると医療制度研究会という会の副理事長の本田宏氏が、医師の監督のもとに医師が行う医療行為の8割をカバーするPhysician Assistantという職種の提案をしていますね。私もそれがいいと思います!絶対医師じゃないとできない仕事って限られますしね。

 まぁ仮に医師の過労はそれで解決したとして、他の職業の方も過労が断続的に続いている状態をそれぞれなんとか解決策を編み出して日本全体の過労が解消していく方向に向かうことを願います。



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