2017年07月

2017年07月26日22:04レジナビ
 先日レジナビに行ってきました。高学年の医学生なら知ってると思いますが初期研修病院がどデカい会場に一同に会していて、医学生は色んな病院のお話を1日で聞けるという就職活動のような場です。どデカい会場に約600もの病院がブースを設けていますからすべてを回るのは不可能。てか5つくらい回るあたりでもう疲れます((+_+)) 各ブースには病院のハッピを着た初期研修の担当者や研修医のお兄さんお姉さん方が来ていて、20分ほど一気にぶっ通しで説明して下さるのですが、自分の病院の良いところを一生懸命アピールするあまり、ヒートアップしていてこちらが質問をする余地を与えないほどの勢いです。もちろんその説明を遮って質問してもいいですし、説明が終わったら質問はないかなど聞かれますが、その頃には疲れがMAX近くにまで達していて、質問よりもココから早く出なければという気持ちの方が上回ります(;^_^) 説明が一通り終わった後はお兄さんお姉さんと雑談するのですが、私としてはぶっちゃけこの雑談の方が楽しかったです笑 スタンプラリーという企画もあって20個くらい?ブースを回ると景品がもらえるようですが、しかしそんなに回る猛者がいるんでしょうか…。

 それにしても他学部経験者の私としては就職活動の場としては目を疑うような光景でした。就職活動は今のご時世、学生1人が何十社も受験して内定ゼロということも珍しくないと思います。就職活動は学生がとにかく採用側に気に入られようとアピールする場となるでしょうけど、医者の世界は今は需要>>供給状態です。会場を何気なく歩いているだけで、新宿歌舞伎町並みの客引きっぷりです。
「〇〇県の△△病院だけど、ちょっとだけ話聞いていかない?」
「え?〇〇県はちょっと遠いのであんまり考えてないですね…」
「君は何県出身なの?
(首からぶら下げてる名札に書いてあるのを見て)え!✖✖県!?✖✖ならうちから意外と近いんだよー」
「そぉ~ですかねぇ」
「✖✖出身の先生もいるからおいでよー」
「あーでも他に見たいところが…」
「いやいや1分だけでいいから話聞いて行ってよ~(2人組で両脇を挟まれたりする)」
「え、あ・・・」
という具合に、人様に
そんなにお願いされまくるという経験のない人生をおくってきた私は免疫なし状態で感染症に罹患するがごとく、ついつい「じゃ、じゃあ少しだけ…」という感じで、まったく興味もなかった病院の話を聞くことになるわけです。しかも絶対1分では終わらないですしね(;^ω^) そんなにしてまで渋る学生を無理矢理ブースに呼び込んだところでお互いにとってメリットがなさそうなのですが、とにかく学生を自分のブースに入れたがるんですよねー。 

 その後とある筋から聞いた話なんですが、出展してる病院は、自分のブースに学生を引き込んで、主催者があらかじめ学生に書かせておいた自己紹介の用紙を学生からもらうことによって何かいいことがあるようなのです。具体的には知りませんが、その数に応じて病院が主催者から何か得られるのかもしれません。研修に来て欲しいという純粋な気持ちで客引きならぬ学生引きをしているならともかく、もし裏で何らかの権益があって、それを得るために営業スマイルで近づいてきてるのだとしたら、あまり気持ちいいものではありませんね。


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2017年07月12日22:18引退
 うーん、だいぶ悩みましたが、部活を引退することにしました(´・ω・`) 5年生になってクリクラが始まってからというもの、クリクラが終わるのが普通の講義の時間より遅いので、部活に最初から参加できなくなってしまいました。私は怪我が怖いので他の人より念入りにストレッチをしてから毎回部活に臨んでいたので、そのストレッチやウォーミングアップが中途半端な状態でトップスピードでの練習に参加するのがどうしてもできず、練習に行っても見学するだけという日も多くなりました。私は幸いまだ大きな怪我をしたことがないのですが、社会人チームの人たちを見ているとアキレス腱切ったりとかしてて、自分も身体はもうおっさんなので他人事とは到底思えないのです。うちの部活は4年生までは強制ですがそれ以降は引退は自由なので、私もそろそろ潮時かなと思いました。夏の大会も近いのですが、今度の夏休みは病院見学も行きたいですしね。みんなと一緒に汗かいてしんどい練習をするっていうのも青春って感じで好きなんですけど、最近昔に比べてやけに運動能力が落ちた気がします。競技歴は自分の方が圧倒的に長いのについこないだ入部した新1年生にも負けてしまうことがしょっちゅう出てきました。はっきり言って、悲しいですぅ~( ;∀;) 今まで長期的には運動を欠かしたことがないのになんででしょう。もしやこれが加齢というものなのか??((+_+))
  
 最近おじさんずと議論を交わしていたんですが、ある競技で一定の競技歴をもつ1人の人間が、その競技を練習するとします。その人が十分なおっさんである場合は、週3回以上の練習では競技力の向上が認められる可能性は高いものの、週2回の練習ではプラトー、週1回の練習では競技力の向上は認められないとの結論に達しました。
   
 今の部活は週3回やってますからフルで参加すれば私でも競技力が向上する可能性は大いにあります。しかし現状では週に約1.5回ペースの参加ですから先ほどの私の理論ではむしろ競技力が低下していく計算になります。ということはこのままでは下手になっていく一方ですね。かといって自主練を加えたりして週3回以上も練習に精を出すといったような、そこまで部活に注ぎ込むエネルギーがあるのかといえば、残念ながら私にはありません…(+o+)

 これからはたまに顔を出してマネージャーの仕事を手伝ったり、事務的なことを手伝ったり、裏方の仕事を少しでもお手伝いしようっと(*´з`)


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2017年07月10日21:15Jさんへ②
 Jさん、こんにちは(^^)/ ご質問ありがとうございます。

 私は周りとなじめているかと言われれば、周りからはなじんでいるように思われていますが、実は私は心からなじめているとは言えません。しかしそれは年齢差のせいではなく、性格のせいが大きいです。私の学年は再受験が10人以上いますし、学士編入組もいて、しかも再受験生や多浪・多留の留年生など合わせると、年齢層はだいぶばらけていて、なじむには悪くない環境です。しかし私と年齢が近いから性格的に合うわけでもなく、年の差があっても性格が合わないわけでもありません。入学前は年齢が近いと友達になりやすいんじゃないかと思っていたのですが、再受験生の人って目的意識がはっきりしている人が多いというか、going my wayみたいな感じで、自分の世界をもち、大学内にとどまらない活動をしている人が多いので志向がそれぞれとあまり合わないんですよね。かといって仲が悪いというわけでもないので、たまに誰かが企画しておじさんおばさんたちで飲みに行ったりすることもあり、つかず離れずといった感じです。ちなみに他大学に学士編入で入った私の友人がいるのですが、その友人の大学は再受験生が少ないこともあって、孤独感を感じていると嘆いてました。

 今のJさんの悩みはよく分かります。私もこんなおっさんが20歳くらいのピチピチ集団の中でやっていけるだろうかと思ってました。しかし私の大学も2年生から専門に入ると急に勉強が大変になりまして、なじめるかどうかということで悩んでる場合じゃなくなってきたというのが正直なところです。くよくよ悩んでいるとマジで留年してしまうというくらいピリピリした生活を送らざるを得ませんでした。医学部受験も大変でしたが医学部の進級も大変でしたよ。

 さて、先ほど私は周りからはなじんでいると思われていると書きました。大学に行って同級生や知ってる先輩後輩に会えばたいがいみんな声をかけてくれますから。その理由はですね、今思えば、社会人のときの癖でもあったのですが、1年生のときに誰彼かまわず顔を知っている人にはこちらから挨拶をしていたからだと思います。その毎日の小さな習慣の積み重ねが今も続いています。あれから4年たちますがまだ毎日みんな一人一人と挨拶しますからね。冷静に考えると「んー、この子って笑顔で挨拶してくれるほど仲良かったっけ??」と思うこともありますが、習慣って怖いですねー(笑) 自慢するほどのことではありませんが、クラス全員と喋ったことのある人は私以外なかなかいないのではないでしょうか。飲みに行ったりしたことはなくても、大学に行けば必ず誰かがいるので出会ったときには他愛もない会話をして、別れます。それ以上の深い友人にはなりませんが、私はそれでいいと思っています。

 長くなりましたが、要するになじめるかどうかはあまり気にしなくていいんじゃないかということ(そのうち多分それ以上の心配事がでてくること(笑))、確かに再受験生が多い大学の方がなじみやすいとは思いますが、年齢差はあまり関係ないということ、なじむコツは人間関係が固まらない1年生のうちに知ってる人にはこちらから積極的に声をかけておくこと、ですかね。



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2017年07月04日12:59Jさんへ
Jさんはじめまして(^O^)
コメントありがとうございます!
以下、私なりの答えです。

 再受験生が外科へ行くことの制限を受けるのは老眼のせいではないようですよ。大学病院の教授を見れば分かると思いますが60歳くらいでも手術されてます。老眼でも眼鏡をかければ大丈夫みたいです。

 ただ、大学の教授は60歳でも手術されていると書きましたが、市中病院の外科医は50代でメスを置く外科医が多いようで、引き際は環境とか自分のモチベーション次第というところでしょうか。外科は手技の修得に10年かかると言われています。外科に進んでから10年という意味ですから、初期研修を合わせると少なくとも卒後12年ということなので、一人前の外科医として活躍できる時間が少ないということが理由だと思います。特に心臓外科は手術自体が少なく、なかなか執刀できる機会が与えられないので一人前になる時間はもっと長くなると思われます。
 また外科医がメスを置くイコール医師人生が終わるというわけではありません。例えば脳外科医の場合、今までの脳外科での経験を活かしてリハビリテーション科に転科して医師を続ける人もいますし、脳外科で開業される人もいます(手術はありません)。

 耳鼻科はメジャー外科に比べて一人前になるのが比較的早いと聞きますので、再受験生にも充分オススメの科だと思います。でも個人的には、一人前になるのが早いからという理由で選ぶよりは、そういうのはあまり考えず自分の一番好きな診療科を選んで欲しいです。その方が自分も患者さんも幸せな気がします。(すみません、整形についてはよく分かりません(;^ω^))

 循環器内科のカテーテル治療ですが、これは内科とはいえ外科に近いものがあり、体力的にきついのと、手技の修得に時間がかかりそうです。再受験生が不利なくやれるということはないでしょうが、それは基本的にどの科でも仕方ないかなぁと思います。一方、内視鏡はそんなに難しくなさそうですよ(あくまで心カテに比べてという意味ですが)。

 再受験生が進む進路ですが、ご指摘の通り精神科が多いようです。私の知っている再受験生の間では今後新専門医制度で目玉となる総合診療科も人気ですし、眼科なんかも人気ですね。また、現実的にお金を効率よく稼ぎたいという理由で麻酔科に進み、フリーで働きたいという人もいます。現時点ではフリーの麻酔科は収入すごいらしいですよー( ゚Д゚)。一人前になるまでの期間も短いですしね。外科医から聞いた話ですが、専門医をとったくらいのペーペーの麻酔科医でもベテランの麻酔科医でも手術に何か影響があるということはないそうです。

 Jさんはまだまだ若いので進む診療科にまったくといっていいほど制限はないと思います。私もポリクリでいくつか外科を回りましたが、どの科の先生もやる気があるなら入局大歓迎だよと言ってくれましたよ。

 Jさん、ぜひ再受験生だからとおよび腰にならないで自分の好きな方面に進まれてください。・・・とまだ医師になってもいない私が言うのもなんですが、私自身はそのようにしますよ!私は脳外科に興味があるので今からでも脳外科に進むかもしれません。一緒に自分の天職を追い求めていきましょう。







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