2016年12月

2016年12月25日18:15パチンコその2
 前回のパチンコの話の続きです。
  パチンコ屋をうろうろしながら出口に向かって歩いていたときのことですが、ふと見覚えのある顔の老人がパチンコにふけっておられました。無気力な感じでただぼけーっと打ち続けている感じでした。ん?どこで見た顔だっけなぁ?我が海馬領域を探索していましたら、探索時間10秒ほどでヒットしました!なんと大学病院の教授でございました(苦笑) キョ、キョ、キョージュがこんなとこに?? あまりにも似つかわしくない場所だったのでCPUをフル回転しても探索に手間取ったようです。その研究分野ではこのあたりでは第一人者です。いやーびっくりしました。いやいや別に悪いことをしているわけではないのでガンガンパチンコを打ちまくってもらって結構なのですが、キョージュというのは私のイメージ、めちゃんこ忙しくて平日は朝早くから夜遅くまで研究やら会議やらなんやらがあって、土日も色々となにか御用がおありなので、休日にパチンコする絵はまったくもって想像できませんでした。しかもパチンコというのは普通はお金を儲けてやろうという思惑が交錯する場所です。キョージュはもうお金は十分持ってらっしゃるでしょうに、なぜ?
 家庭に居場所がないのかもしれませんし、むしゃくしゃしてお金を多少捨ててもいいからストレス発散に利用してるのかもしれませんし、純粋に「パチンコとは何か」といった俗世間に興味を持った末の探求活動をたまたま私が目撃しただけかもしれません。 お金もステータスも手に入れてしまった人の考えは私の想像のつかない領域に足を踏み入れているのかもしれません。でもまぁしょせんどんな人であれ人間の心なんて他人には分からないものです。
 ただ私には理由がどうあれ、教授にはパチンコをしてほしくないと思いました。教授になったということはその過程において相当の金字塔を打ち建てられたはずです。語弊があるかもしれませんがただの老人ではないのです。せっかく培ってこられた英知を人類のために遺憾なく発揮していただきたいのです。それで救われる命が未来にいっぱいあるかもしれません。たとえその英知がすぐに役立たないとしても、それを次世代の人に伝えていって欲しいのです。毎日の業務に忙殺されておられるとは思いますが、パチンコをするくらいなら体を休めていただいて、また次の週から元気でかっこいい教授を見せて欲しい。私個人の勝手なお願いでございますが陰ながら心よりお願い申し上げますm(__)m

 

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2016年12月18日17:28パチンコその1
 ここのとこ勉強しなきゃ勉強しなきゃと息のつまった生活をおくっていたので(と自分で言うほどなのでたいしたことありませんが笑)、気晴らしにパチンコ屋に行ってきました(笑) いや~久々にパチンコ屋に入りましたがたばこの煙が目に入ってきて痛いし、肺に入ってむせるし、改めて思いましたが超不健康な場所ですね(*_*) 軍資金があるわけでもなく、入った瞬間に出鼻をくじかれたのでパチンコすらやる気をそがれてしまい、他の人の出玉をちらちら見ながら出口へ歩いていきました。しかしパチンコの客もよく見れば高齢化してますな~。おじいさんやおばあさんばかりです。しかも前来た時にも見たことのあるような顔ぶれも見られました笑 たしか前私がパチンコ屋に立ち入ったのはもう半年くらい前のような気がしますがこのおじいちゃんたちはあれから定期的に通っていたのでしょうか。最近1円パチンコとか、0.5円パチンコというのがあって、掛け金が少なくても遊べるようになっています。その代わり大当たりしても換金すると大した額にはなりません。ローリスクローリターンです。それだと確かにお金があまりなくても遊べるのですが、しかしだからといってもし毎日のようにこのような超不健康な場所で機械とにらめっこして一日一日を過ごしていくとすれば、そういう人生は寂しいものですね。無論その人の人生なので好きに生きてもらったらよいのですけど、残り少なくなった人生をそうやって過ごしていく人たちを見て、もったいないなあと思いました。その方々はたいがいたばこをぷかぷか吸っているのですが喫煙は発がんの大きなリスクファクターなのでたばこを吸わない集団と比べて癌罹患率も高まることでしょう。そして病院にお世話になり、高齢者ということで医療費のほとんどを国が負担してくれる。そんな辛辣な絵も浮かび上がってきそうです。私ですら同級生に比べて残りの人生の短さを感じ始めているので、なんか無性に生き急いでいるなと思う時もあります。ゆったりとした時間を過ごすことがもったいないと思ってしまうのです。
 やっぱりパチンコはいけませんね。たとえ勝ったとしてもそれが何なんだろうと思いました。もう今後は足を運ぶことはほとんどないでしょう。「二度と行かない!」と宣言できればいいのですが、人間どうなるか分からないのでそこまでは言わないでおきます(笑)。しかし今日はパチンコ屋にちょびっと入っただけで人生に対して気合いを入れ直して頑張ろうと思えた瞬間を得られた日でした。
 その滞在時間にしておよそ3分くらいの間にさらに仰天したこともありましたがそれはまた次のブログに載せたいと思います。 


 

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2016年12月06日15:25千葉大医学部事件に思う
 先日からニュースをにぎわしている事件がありますね。千葉大学医学部の学生と医師による暴行事件です。これまでの報道だけでも、加害者は被害者に対して心身両面にわたって相当な傷を負わせたことは言うまでもなく、加害者には被害者に対して心から謝罪し、罪を償ってもらわなければなりません。
 さて将来を先読みしてしまうのですが、今後加害者たちはどうなっていくのでしょうか?学生に限れば医学部を退学になるのではないかと思われます。大学中退ということで、つまりは高卒と同じ扱いとなり今5年生らしいので23、4歳で高卒ということになります。それだけではありません。懲役刑となれば数年間牢屋に入って罪を償わなければなりませんので、何年牢屋にいるのか分かりませんが出所時には20代後半でただの高卒フリーターということになります。そういう人たちには就職先はなかなか見つからないのではないかと思われます。その時彼らはどう行動するでしょうか。私はまたやっぱり医者になりたいと思う可能性もあると思います。私も現在の医学部入試制度をそこまで調べてないのですが、たとえ前科があっても罪をきちんと償った人なら受験資格はあるのかもしれません。千葉大医学部という超難関の大学入試を突破した猛者ですから、またどこかの医学部を受験すれば受かってしまうのではないでしょうか。被害者側あるいは被害者でなくても客観的に見ればこんな事件を起こした奴らに医学部を再受験することは許しがたいと思いますが、当人たちものたれ死ぬわけにもいかず、残りの長い人生をなんとか食いつないで生きていかなくてはなりません。あくまで仮にの話ですが今後当人たちが罪を償ったとすれば、再び医師になりたいという気持ちがあればそれを許してあげるべきなのでしょうか、それとも人は何か悪いことを一度でもしてしまったらたとえ罪をつぐなっても医師になることは許されないのでしょうか。あるいはそれはその悪いことの種類によるのでしょうか。 今後の事件の推移を見守りたいと思います。


 

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2016年12月02日23:15師走
 今日から12月ですね。月日の経つのは早いものです。過ぎてしまうと1年間何か大きな出来事もありませんでしたがあっという間でした。こんな感じで、数十年後は気づいたら自分はいつの間にか年老いていて死を間近に感じているのでしょうか。そのときには自分は医師として充実した人生を送ったなぁと心から思っていたいものです。
 今年は大きな出来事はなかったと言いましたが小さな出来事はたくさんありました。学生とはいえ毎日同じような生活を送っているわけではなく、講義ばっかりの日もあれば実習の連続だったりとなかなか飽きがこないシステムになっていて、学生生活の面白さを今更ながら感じています。いや、学生というよりも医学生というべきですかね。1回目の大学生の時は授業はさぼるのが当たり前みたいになっていたので、日中はひまでひまでしょうがありませんでした。なのでバイトをしてみたり、友達と遊びに行ったりしてましたが、今ほど日常の中に感動を覚えることが少なかったので小さな出来事すらそんなに多くない青春時代を過ごしてしまったような気がします。年老いていくと感動も薄くなっていくと聞いたことがありますが、私の場合は逆ですね。年齢を重ねるごとに1日の中で感じさせられることが多くなってきました。

 今年も良い出会いが多くありました。その中の一つですが旧司法試験に合格された方とお話しする機会がありました。旧司法試験といえば弁護士や裁判官などになるための登竜門。非常に難関な試験で、実は受験資格に学歴は関係ないので中卒の人でも受けられたのですが、実際には法学部で法律をしっかり勉強して卒業した人たちが主に受けていて、それでも合格率はほんの2~3%であったといいます。そのため合格平均年齢は27歳とかで、一般的には法学部で4年+司法試験浪人生活を3,4年やって受かれば御の字だったのではないでしょうか。その人は法学部卒業後2年目で受かったらしいですが、その2年間は勉強に専念しないといけないため正社員で働く時間は取れずフリーター生活を続けていたそうです。そして試験に落ちればまた1年、先が見えなくて経済的にも苦しい生活が続くため、試験に対するプレッシャーたるやものすごいものがあったそうです。自分の夢を追いかけていつ受かるか分からない試験を永遠と受け続けている人もいたことでしょう。10回以上チャレンジして、ついに力尽きて諦めてしまった人もいたことでしょう。そんな世界をくぐりぬけてきた人を尊敬してしまいます。一方で筆舌に尽くしがたい努力を何年も続けて、その努力が実らなかった人のことも考えてしまいます。その人たちはその後どんな生活を送っていたのでしょうか。また受験のために費やした年月をどう考えているのでしょうか。決して無駄な時間ではなかったでしょうけれど、自分の人生に後悔とかしているのでしょうか。

 私たちはどうしても世の中で成功した人ばかりに目がいってしまいます。しかし成功はしなかったけど地道に努力を続けてきた人もいっぱいいるはずなので、その人たちも確かに幸せに生きていることを私は知りたいです。その人は「私はホントに運よくほんの紙一重の差で受かったと思ってる。その紙一重で落ちていたら今頃どうなっていたかは想像できない。」とおっしゃっていました。

 医師国家試験は難関試験とは言われていますが、旧司法試験とは性質が異なり、合格率が約90%あります。もし落ちたとしても次の年に受かる可能性も旧司法試験よりは断然高いでしょうから旧司法試験よりモチベーションは低くならなそうな感じはします。

 いや~、医学部の勉強量は確かに膨大で進級するのもしんどいですが、司法試験なんかと比べたら楽なもんですわ。物事って相対的に考えると「しんどい」が「楽」に変わってしまうから不思議ですね(´・ω・`)


 

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