甘え

 研修医生活も早くもとっくに折り返し地点をすぎ、着々と終焉に向かっています。
 この1年でどれだけ成長できたのか、残念ながら期待していたほどではなさそうです。でもこれは自分の研修病院のせいにはできません。私の研修病院は確かに診療科は充実してませんが、その代わり研修プログラムがかなり自由で、たすきでもないのにマックス1年間は外病院行けて、私も井の中の蛙にならないようできるだけ外病院に行ってます。ただ、他病院の研修医の生活とかPVとかを見ると隣の芝がとても青く見えるのは気のせいでしょうか(^0^;)
 まぁ自分はもうおっさんなので無事に初期研修を終えられるだけでもよしとしましょう。


 ここのところ数ヶ月は大学病院に行ってましたが、少なくとも救急救命センターのドクター達は例外なく非常に優秀でした。患者の全身状態を的確に把握し、体内で起こりうるあらゆることを想定し、治療方針を立てる、といったことを期を逃さず瞬時に判断して行います。ドクター同士の話のテンポも速く、私はそれらの流れについていくことができていなかったと思います。また私たち研修医はせいぜい2,3人の患者を受け持たされ治療方針を考え毎日申し送りのプレゼンをするのですが、手元にカンペを置いておいてもなお情報がごっちゃになってしまいます。しかし先輩ドクター達は完全シフト制のため主治医かどうかは関係なくドクター1人1人が20人ほどいる患者全員の状態を把握しなければなりません。研修医と違って24時間連続勤務もあり頭もぼーっとなる中、何のカンペもなく研修医担当分以外の全員のプレゼンをします。しかもですよ、バイタルとかハーべーがいくつとか呼吸器の設定値とか、数値まで一人一人の患者のをきちんと覚えてるんですよ!!(゚Д゚) この人達の頭いったいどうなってんの!?と思いました。

 「なんでそんなところまで覚えられるんですかー?」と聞いたら「自分が主体的に治療に関わるとちゃんと頭に入るよ」とのこと。


 そっかー、俺はどこかで研修医という身分に甘えててまだまだ本気が足りないのかなぁ(;。;)

初期研修後

当直月8回、待機8回って話聞いたら萎えてきました。

そこまでは自分の人生を犠牲にできないし、多分体壊します。


楽な診療科ないかなぁ。でもそんなのないよなぁ。

なんで自分が

 先日、車に乗っていましたら車同士の事故に遭ってしまいました。

 T字路を私が直線方向に走行していたのですが、急に右から右折の車が飛び出してきて、よけきれず、またクラクションも鳴らしましたが相手はなぜか減速せず、結構なスピードでぶつかってきました。
 相手はスマホを見ながら運転してたんじゃないかと疑うほど、意味の分からないもらい事故でした。私も車が動いていたので過失が0ではないですが、あれはF1ドライバーでもよけようがなかったと思いますね。
 ただ相手の人は平身低頭で謝ってくれて、警察呼んで、保険会社に連絡して、淡々と事務処理が進んでいるところです。保険会社は事故の責任割合を自分:相手=3:7から交渉しますね、なんて言ってきましたが、あれは1:9ですって。私は確かに動いてましたけど、今回の事故でも3割も過失が生じるならT字路を通りすぎるたびに一旦停止くらいしないと運転できないことになります。
 いずれにしても私の車はかなり損傷してしまったので修理費用も高額になると思われます。なので保険を使って修理しますが、ここで疑問が沸いてきました。確かに修理して元通りにしてくれれば腹の虫は治まると。だけど保険を使うことによって等級が下がり、保険料が3年間で10万ほど上がってそれは私の負担になります。また事故車扱いとなった場合、車の市場価値が下がるのですが、それも補償はありません。当てられ損です。なお相手方は社用車だったので会社の保険を使い、自分の懐は痛まないとのこと。
 車を運転すると言うことはそういったリスクもあることを承知でいなければならないとは思いますが、普通に道路規則を守って走行していたのに経済的損失・時間のロス・精神的損害となんで自分がこんな目に遭うの?という思いは払拭できませんでした。


 なんで自分が、と思っているうち、ある患者さんのことを思い浮かべてしまいました。若くして癌にかかってしまったあの患者さんも、なんで私が?と思ったのではないかと。しかもⅣ期でした。突然の癌の告知とともに残り少ない寿命を宣告された、あの患者さんはどんな気持ちだったのかなぁ。落ち込むどころじゃないよなぁ。私の場合は事故でも怪我がなかっただけ良しとすべきなのかなぁ。

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